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放埒

[ほうらつ]
〔馬が埒(ラチ)から外に出る意〕
(1)勝手気ままに振る舞うこと。 おこないや生活がだらしのないこと。 また, そのさま。
「~に振る舞う」「~な生活」
(2)道にはずれていること。 法にはずれていること。 また, そのさま。
「主従ともに~にて悪事をなさば/都鄙問答」
﹛派生﹜~さ(名)

Связанные слова

埒

(1)かこい。 しきり。 特に, 馬場の周囲の柵。 (2)物事のきまった範囲。 限界。 「単なる快感のために, 遠慮の~を平気で跨ぐかも知れなかつた/明暗(漱石)」 <i>~が明かない</i> 物事の決まりがつかない。 事態が進展しない。 決着がつかない。 「電話で話をしても~ない」 <i>~が明・く</i> 物事の決まりがつく。 かたがつく。 「~・くや否や, 押し合ってプラットフォオムへ出る/青年(鴎外)」 <i>~も無・い</i> 〔一説に「臈次(ラツシ)も無い」の転とも〕 (1)とりとめもない。 たわいもない。 らっちもない。 「~・いことを言う」「思ひが一時にどつとよせて来て~・くお類のことを考へさせる/多情多恨(紅葉)」 (2)順序・秩序が乱れている。 また, 筋道が通らない。 らっちもない。 「種々の立木を~・く植えて/社会百面相(魯庵)」 <i>~を明・ける</i> 物事にきまりをつける。 「まあゆつくり話すとか何とか云つて, 中々~・けない/それから(漱石)」 <i>~を付・ける</i> 物事にきまりをつける。 埒を明ける。

埒内

一定の範囲の内。 ⇔ 埒外 「法律の~」

不埒

〔「埒」は馬場の囲いの意。 転じて物事のくぎり, 秩序の意〕 (1)道理にはずれていて, 非難されるべきこと。 よろしくないこと。 また, そのさま。 ふとどき。 「~な男」「~千万」「~をはたらく」 (2)らちのあかないこと。 要領を得ないこと。 また, そのさま。 「後は二人ながら涙をこぼし~なりしに/浮世草子・五人女 4」

埒無い

順序・秩序が乱れている。 しまりがない。 らちがない。 「腰から裾(スソ)の辺(アタリ)がやや~・くなつて/多情多恨(紅葉)」

埒免古墳

埒免古墳(らちめんこふん)は、三ノ宮古墳群に属する神奈川県伊勢原市にある、6世紀末から7世紀初頭に築造された円墳である。恵泉女学園園芸短期大学の建設工事中に発見され、短大の敷地内にあったため「恵泉女子短大構内古墳」と呼ばれていたこともあった。 埒免古墳は丹沢山地南麓に広がる丘陵地帯にある円墳で、相

疎放

大ざっぱなこと。 綿密でないこと。 また, そのさま。 「去年病気に罹つてからは, 生変(ウマレカワ)つた様な~な性質(ココロ)になつて/はやり唄(天外)」 ﹛派生﹜~さ(名)

粗放

大ざっぱなこと。 綿密でないこと。 また, そのさま。 「去年病気に罹つてからは, 生変(ウマレカワ)つた様な~な性質(ココロ)になつて/はやり唄(天外)」 ﹛派生﹜~さ(名)

放肆

勝手気ままで乱れている・こと(さま)。 「~な生活」

放恣

勝手気ままで乱れている・こと(さま)。 「~な生活」

放擲

ほうってしまうこと。 うちすてること。 「地位も名誉も~して隠棲する」

放課

学校で, その日の課業が終わること。 放学。

放し

(1)放すこと。 他の語の下に付いて複合語をつくる。 「手~」「野~」 (2)多く「…っぱなし」の形で, 動詞の連用形に付いて, そのままにしてほうっておく意を表す。 「水を出しっ~にする」「言いっ~に終わる」「放りっ~」「置きっ~」

解放

総合雑誌。 1919年(大正8)創刊, 23年廃刊。 大正デモクラシー思潮の中で生まれた社会主義的傾向の雑誌。 25年山崎今朝弥により再刊。

放す

〔「放つ」の転。 「離す」と同源〕 (1)つないだりとじこめたりしていた人や動物を自由にする。 「犬を~・す」「捕虜を~・す」 (2)つかんでいたのを, やめる。 「握ったら~・さない」 (3)水などに散らすように入れる。 「ナスを水に~・す」 (4)銃などを発射する。 「鉄砲ヲ~・ス/日葡」「矢ヲ~・ス/日葡」 ‖可能‖ はなせる

放る

※一※ (動ラ四) 「はなれる」に同じ。 「大君の命(ミコト)恐(カシコ)み愛(ウツク)しけ真子が手~・り島伝ひ行く/万葉 4414」 ※二※ (動ラ下二) ⇒ はなれる(離) ⇒ はなれる(放)

放置

ほうったままにしておくこと。 また, 置きっぱなしにしておくこと。 「駅前に~された自転車」

放牧

家畜, 特に牛・馬・羊などを放し飼いにすること。 「牧場に馬を~する」

放つ

(1)つながれたりとじこめられたりしていた動物を自由にする。 解きはなつ。 はなす。 「鳥を籠(カゴ)から~・つ」「この野に虫ども~・たせ給ひて/源氏(鈴虫)」 (2)使命をおびた人を送り出す。 「刺客を~・つ」「スパイを~・つ」 (3)それ自体が光・音・匂いなどを発する。 出す。 「強い光を~・つ物体」「悪臭を~・つごみ箱」「声を~・って泣く」 (4)矢や弾丸を発射する。 「矢を~・つ」 (5)(「火を放つ」の形で)放火する。 火をつける。 「城に火を~・つ」「野原に火を~・って草を焼く」 (6)視線を別の方向へ向ける。 目を離す。 「然れども彼は猶目を~・たず/金色夜叉(紅葉)」 (7)自分の手もとに置くのをやめる。 遠くへやる。 手放す。 「御衣はまことに身~・たず, かたはらに置い給へり/源氏(須磨)」「(姫君ヲ)~・ち聞えむことは, なほいとあはれにおぼゆれど/源氏(薄雲)」 (8)人を, 当人の意志に反して, 遠くの土地へ行かせる。 (ア)遠くへやる。 「俊蔭は烈しき波風におぼほれ, 知らぬ国に~・たれしかど/源氏(絵合)」(イ)追放する。 「おほやけに罪せられ給ひて筑紫へ~・たれおはせしに/浜松中納言 3」 (9)職務から追いやる。 解任する。 「幕府は瓦解して世襲の扶持に~・たれ/腕くらべ(荷風)」「北面を~・たれにけり/徒然 94」 (10)ある人との関係を疎遠にする。 「なほ近くてを。 な~・ち給ひそ/源氏(夕霧)」 (11)壊す。 くずす。 「畔(ア)を~・つ/日本書紀(神代上訓注)」 (12)戸を開け放す。 「格子~・ちなどすれば/蜻蛉(下)」 (13)除外する。 別にする。 「小侍従と弁と~・ちて, また知る人侍らじ/源氏(橋姫)」 〔「離れる」に対する他動詞〕 ‖可能‖ はなてる ︱慣用︱ 異彩を~・虎を千里の野に~・光を~

放る

〔「嚔る」と同源〕 体の外に出す。 排泄(ハイセツ)する。 産む。 「屁を~・る」「しらみが卵を~・る」