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Japanese newspaper
旅人馬たびびとうま
2024-11-29 10:30:04
Translation
Harsh Prashant Gattani 12:11 29/11/2024
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旅人馬たびびとうま
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金持かねもちの息子むすこの栄助えいすけと貧まずしい家いえの五郎ごろうの仲良なかよし二人ふたりが楽たのしく旅たびをしていた

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二人ふたりはある宿屋やどやに泊とまるが、その夜よる、五郎ごろうはなかなか寝付ねづかれなかった

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すると宿屋やどやの女将おかみが起おきてきて、囲炉裏いろりの灰はいに種たねを播まいていた
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すると稲いねが伸のびてきて、女将おかみはその稲いねから団子だんごを作つくった
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翌朝よくあさ、その団子だんごを栄助えいすけが食たべると栄助えいすけは馬うまになってしまった
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五郎ごろうは一人ひとりで這ほうほう々の体からだで逃にげ出だした
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ある農家のうかのお爺じいさんに話はなしをすると、「東ひがしに歩あるいていくと、大おおきな茄子畑なすばたけがあり、一本いちほんの木きに七ななつの実みが一度いちどに東ひがしに向むいてなっている茄子なすびがあるから、それを友達ともだちに食たべさせると良よい

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」と教おしえてくれた
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何日なんにちもかけて言いわれたとおりの茄子なすびを探さがし当あてた五郎ごろうは、女将おかみの留守るすに宿やどに戻もどり、馬うまなった栄助えいすけに茄子なすびを食たべさせると、栄助えいすけは無事ぶじに人間にんげんに戻もどった
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そしてその後ごも旅たびを続つづけた二人ふたりは、何年なんねんか後あとに村むらに帰かえり、栄助えいすけは財産ざいさんの半分はんぶんを五郎ごろうに譲ゆずり、兄弟きょうだいのように仲良なかよく暮くらした

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