日本新聞: 中学生が国立科学博物館で発見ニホンオオカミはく製初公開へ

中学生ちゅうがくせいが国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかんで発見はっけんニホンオオカミはく製はくせい初はつ公開こうかいへ

中学生在国立科学博物馆发现的日本狼标本面向公众展示。

都内とないの中学生ちゅうがくせいが国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかんの収蔵しゅうぞう庫この中なかから見つけ出みつけだした、国内こくない4点てん目めとなるニホンオオカミのはく製はくせいが、21日にちから初はじめて一般いっぱんに公開こうかいされることになりました

东京都内的中学生从国立科学博物馆的藏品库中发现的国内第四例日本狼标本将于21日起面向公众展示。

初はつ公開こうかいされるのは、茨城いばらき県けんつくば市しにある国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかんの収蔵しゅうぞう庫こで、長年ながねん「ヤマイヌの一種いっしゅ」として保管ほかんされてきたニホンオオカミのはく製はくせいです

首次展出是在茨城县筑波市的国立科学博物馆的藏品库，一直以来被作为山狗的一种标本保存至今。

都内とないの中学ちゅうがく2年生ねんせい、小森こもり日菜子ひなこさんが4年ねん前まえ、小学しょうがく4年生ねんせいの時ときにニホンオオカミと似にていることに気付きづき、専門せんもん家かと調査ちょうさを進すすめてきました

东京都内的初中二年级学生小森日菜子在四年前还是小学4年级的时候察觉到该标本与日本狼相似，于是与相关专家一起展开了调查。

その結果けっか、小森こもりさんたちはことし2月つきに、100年ねん以上いじょう前まえに現在げんざいの上野うえの動物どうぶつ園えんで飼育しいくされていたニホンオオカミの可能かのう性せいが高たかいと論文ろんぶんで発表はっぴょうしました

最终小森等人于今年2月份发表了100年前上野动物园很有可能曾饲养过日本狼的论文。

この発見はっけんに大おおきな関心かんしんが集あつまったことから、国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかんなどは急きゅうきょ、現在げんざい開催かいさい中ちゅうの特別とくべつ展てんの中なかで、初はじめて一般いっぱんに公開こうかいすることを決きめました

此发现引发了社会的极大关心，国立科学博物馆急忙决定在现在举办的特别展览中，首次对一般公众展出该标本。

博物館はくぶつかんによりますと、国内こくないに現存げんそんするニホンオオカミのはく製はくせいは、国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかんで展示てんじされている別べつの個体こたいのほか、東京とうきょう大学だいがくと和歌山わかやま大学だいがくのものが、それぞれ1点てんずつ知しられるのみで、今回こんかいのものは国内こくないで4点てん目めにあたるということです

据博物馆表示称国内现存的日本狼标本除了国立科学博物馆展示的另一件个体以外，其余还有东京大学和和歌山大学的各一件，本次发现的将是日本国内第四件日本狼标本。

論文ろんぶんの著者ちょしゃの1人にんで、国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかん動物どうぶつ研究けんきゅう部ぶ研究けんきゅう主幹しゅかんの川田かわた伸しん一郎いちろうさんは「絶滅ぜつめつしたニホンオオカミが、どういう特徴とくちょうを持もつのかを明あきらかにしていくうえでも重要じゅうようだが、100年ねん以上いじょう前まえのもので、ぼろぼろになっているこのはく製はくせいでも、後世こうせいに残のこすことに意味いみがあると感じ取かんじとってもらいたい」と話はなしていました