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であ

(助動) 〔「である」の語尾「る」が脱落したもの。 中世末期の語〕 「である」から「ぢゃ」あるいは「だ」に変化する途中の過渡的な語形。 「ミナシッタコト〈デア〉/ロドリゲス」 → じゃ(助動)

朝出

(仕事のために)朝早く出かけること。 早出(ハヤデ)。

溺愛

相手を客観的に見る目を失い, むやみにかわいがること。 盲愛。 「孫を~する」

出来合い

(1)注文によって作るのではなく, すでにできていること。 また, そのもの。 既製。 ⇔ あつらえ 「~の服」 (2)にわか仕立て。 即席。 「~のなまくら武士のしるしとて/滑稽本・膝栗毛 3」 (3)「出来合い夫婦(フウフ)」の略。

であろう

\\[~アラウ\\](連語) 〔「である」に推量の助動詞「う」が付いたもの。 中世後期以降の語〕 体言および体言に準ずるものに付くほか, 動詞・形容詞, および動詞型・形容詞型活用の助動詞の連体形にも付く。 (1)話し手の推量判断を表す。 …だろう。 「それはきっと彼の思い違い~う」「自動車で行けば, 昼前には着く~う」 (2)(活用語の連体形に付いて)話し手自身の決意をやや重々しく表す。 「僕はここに最後まで留まる~う」「こんな所にはもう二度と来ない~う」 〔(1)現代語では, 多く論文調の口語文などに用いられ, 話し言葉では, 「だろう」を用いるのが普通である。 (2)「であろう」の丁寧表現としては「でありましょう」が用いられる〕

でも

(接助) ⇒ ても(接助)

でも

(係助) 〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」または格助詞「で」に, 係助詞「も」の付いたものから。 近世以降の語〕 体言またはそれに準ずるもの, 体言に「が」「を」以外の格助詞の付いたもの, 副詞, 接続助詞「て」などに接続する。 (1)極端な例を示し, 他の場合にはもちろんであるということを類推させる。 …でさえ。 「子供~できる」「ちょっと~油断したら, つけこまれてしまいますよ」 (2)「たとえ…であっても」の意を表す。 「雨天~決行する」「どんな速球~打ちこなす」 (3)「なんでも」「どれでも」など, 不定称の指示語に付いて, 全面的な肯定の意を表す。 「なん~知っている」「いつ~結構です」 (4)軽く例示的に提出する。 「お茶~飲みましょう」「ホテルのロビーで~待っていてください」 (5)「せめて…だけなりとも」の意を表す。 「長男~生きていてくれたらなあ」 (6)(「(まんざら)…でもない」などの形をとって)不確かな判断を表す。 「彼の発案は, 捨てたもの~ない」

でも

(連語) ※一※〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」に係助詞「も」の付いたもの〕 ⇒ だ(助動) ※二※〔格助詞「で」に係助詞「も」の付いたもの〕 ⇒ で(格助) ※三※〔打ち消しの接続助詞「で」に係助詞「も」の付いたもの〕 ⇒ で(接助) ※四※〔上に来る語の関係で「で」となった接続助詞「て」に係助詞「も」の付いたもの〕 ⇒ ても(連語)

でも

(接続) 〔「それでも」の略。 主として話し言葉に用いる〕 それでも。 けれども。 「~, 僕は負けない」「みんな帰ってしまいました。 ~, 私は残りました」

でも

(接頭) 〔係助詞「でも」から出た語〕 (1)〔「あれでも…か」の「でも」から〕 その名に値しないものであることを表す。 えせ。 「~易者」「~学者」 (2)〔「…にでもなろうか」の「でも」から〕 積極的な意志からではなく, なんとなくそれになっている意を表す。 「~医者」

筆跡

書かれている文字や絵。 また, その書きぶり。 ひっせき。

尼寺

(1)尼の住む寺。 比丘尼寺(ビクニデラ)。 尼寺(ニジ)。 キリスト教の修道女の住む修道院をもいうことがある。 (2)鎌倉の東慶寺の俗称。

艶やか

〔「あてやか(貴)」の転〕 (女性が)はなやかで美しいさま。 なまめかしいさま。 「~な振袖姿」「~な芸者衆」 ﹛派生﹜~さ(名)

詣で

もうでること。 参詣。 「鹿島~」「初~」

でありんす

(連語) 〔「であります」の転。 「ありんす」は江戸新吉原での遊女の用語〕 …であります。 …でございます。 「なんぼいぢめいひとつて, 庄九郎さん, あんまり~んすえ/洒落本・青楼五ツ雁金」

何でもかんでも

〔「何でも」を強めていう語〕 (1)どのようなものでも。 すべて。 「彼は~すぐ手を出したがる」 (2)どうしても。 ぜひとも。 何としても。 「この仕事が終わるまでは~がんばろう」

出者

(1)厚かましい人。 でしゃばり者。 [日葡] (2)のけ者にされる人。 特に, 遊里で冷遇される客。 「此の六蔵はおちやつぴい, ~に成つて今は此のざま/浄瑠璃・神霊矢口渡」 (3)能で, 役柄のこと。 「~の品々によりて/能作書」

出物

(1)できもの。 おでき。 また, 屁(ヘ)。 (2)売りに出された物。 特に, 古道具・骨董や格安の品にいう。 (3)芝居などの演目。 出し物。 「こよひの~なる楽劇の本読といふ曲は/即興詩人(鴎外)」 (4)客に出す料理。 特に, 芝居茶屋が観客席に出す料理や茶菓。 「奥より巴屋新八~を持て出て来り/歌舞伎・お染久松色読販」 <i>~腫(ハ)れ物所(トコロ)嫌(キラ)わず</i> 屁(ヘ)やできものは時や場所にかかわりなく勝手に出るということ。 また, 大小便・出産の意で用いられることもある。 出物腫れ物時知らず。

重傷

生命にかかわる深い傷(キズ)。 ふかで。

もので

(連語) 〔形式名詞「もの」に断定の助動詞「だ」の連用形「で」の付いたもの。 近世語〕 文末にあって, 活用語の連体形に付き, 反語の意を表す。 「今の敵がそんな事いふて, 誰が相手になる~/浮世草子・化物気質」