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Словник

Деталі слова

なむ

[なむ]
(連語)
〔完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」に推量の助動詞「む」の付いたもの。 「なん」とも〕
(1)動作・状態の実現すること, 完了することを確認し推測する意を表す。 …するようになるであろう。 …することになってしまうだろう。
「年を経て花の便りにこととはばいとどあだなる名をや立ち~む/後撰(春中)」
(2)動作・状態を実現しようとする強い意志を表す。
「かくだにも妹を待ち~むさ夜ふけて出で来し月の傾(カタブ)くまでに/万葉2820」
(3)動作・状態の実現を勧誘し, また, その実現が適当であるとする意を表す。 …したらどうだろう。 …したほうがよいだろう。
「忍びては参り給ひ~むや/源氏(桐壺)」「子といふものなくてあり~ん/徒然 6」
(4)動作・状態の実現を可能であると推量し, また, 許容する意を表す。 …することができるだろう。 …てもかまわないだろう。
「かばかりになりては, 飛びおるともおり~ん/徒然 109」

なむ

[なむ]
(係助)
〔上代の係助詞「なも」の転。 平安中期以降「なん」と発音されるようになり, 「なん」とも書かれた〕
体言および体言に準ずるもの, 助詞などに付き, 特に取りたてて強く指示する意を表す。
(1)文中にあって係りとなり, 文末の活用語を連体形で結ぶ。
「身はいやしながら, 母~宮なりける/伊勢 84」「この北山に, 限りなく響きのぼる物の音~聞こゆる/宇津保(俊蔭)」
(2)「なむ」を受ける述語を省略し, 文末にあって, 余情をもたせる言い方をとる。
「かく聞こえたりければ, 見さして帰り給ひにけりと~/伊勢 104」「ただここに, 人づてならで申すべきこと~/枕草子(七一・春曙抄)」
〔「なむ」は, 物語などでの会話文中に多く見られ, 和歌にはほとんど用いられない〕

なむ

[なむ]
(助動)
〔上代東国方言〕
推量の助動詞「らむ」に同じ。
「橘の古婆の放髪(ハナリ)が思ふ〈なむ〉心愛(ウツク)しいで我(アレ)は行かな/万葉 3496」「まかなしみさ寝に我は行く鎌倉の水無瀬川(ミナノセガワ)に潮満つ〈なむ〉か/万葉 3366」「群玉のくるにくぎ鎖し固めとし妹(イモ)が心は動く〈なめ〉かも/万葉 4390」
〔推量の助動詞「らむ」に相当する上代東国方言には, 別に「なも」の形もある〕
→ なも(助動)

なむ

[なむ]
(終助)
〔平安中期以降「なん」と発音されるようになり, 「なん」とも書かれた〕
文末にあって動詞・助動詞の未然形に接続する。 ある行為・事態の実現を期待し, あつらえ望む意を表す。 …てほしい。 …てもらいたい。
「うちなびく春とも著くうぐひすは植ゑ木の木間(コマ)を鳴き渡ら~/万葉 4495」「飛ぶ鳥の声も聞えぬ奥山の深き心を人は知ら~/古今(恋一)」「引き替へて嬉しかるらむ心にも憂かりし事は忘れざら〈なん〉/山家(雑)」
〔上代には, この語の古形「なも」も用いられた〕
→ なも(終助)

Пов'язані слова

嘗む

⇒ なめる

胸

「むね(胸)」の転。 多く他の語の上に付いて複合語として用いられる。 「~板」「~毛」「~苦しい」

棟

「むね(棟)」の転。 他の語の上に付いて複合語として用いられる。 「~木」「~瓦」

南無

〔梵 namas〕 仏・菩薩・経などを信じ敬い, それに帰依することを表す語。 一般に帰依の対象となる語をそのあとに付けて感動詞的に用いる。 帰命(キミヨウ)。 納莫(ノウマク)。 なも。 「~八幡大菩薩, たすけさせ給へ/平治(下)」

虚

名詞の上に付いて, 「むなしい」「何もない」などの意を表す。 「~言」「~頼み」「~車」

空

名詞の上に付いて, 「むなしい」「何もない」などの意を表す。 「~言」「~頼み」「~車」

並む

※一※ (動マ四) 並ぶ。 連なる。 「松の木(ケ)の~・みたる見れば/万葉 4375」 ※二※ (動マ下二) 並べる。 連ねる。 なぶ。 「楯(タタ)~・めて伊那佐の山の木の間よもい行きまもらひ/古事記(中)」「たまきはる宇智の大野に馬~・めて/万葉 4」

汝

⇒ なんじ(汝)

和む

※一※ (動マ五[四]) 気持ちがおだやかになる。 なごやかになる。 「優しい笑顔に心が~・む」「あら人神も~・むまで/後拾遺(雑三)」 ※二※ (動マ下二) ⇒ なごめる

嫗

〔「おみな」の転〕 老女。 老婆。 「国つ神~に化(ナ)りてたちまちに路に逢へり/日本書紀(雄略訓)」

棟木

屋根の骨組みの頂部に用いられる水平材。 棟に用いる木。 むねぎ。 → 小屋組

詠む

(1)声を長く引いて詩歌を吟詠する。 「こぼれてにほふ花ざくらかと~・めければ/今昔27」 (2)詩歌を作る。 詠(ヨ)む。 「山辺の赤人はあしべのたづを~・め給ふ/平家2」

汝

⇒ なんじ(汝)

魚群

海中の魚群。 なぶら。 なぐら。

鰻

「うなぎ」に同じ。 「~をとると川に流るな/万葉 3854」

空手

素手(スデ)。 から手。 むなしで。 「この山の神は~に直(タダ)に取りてむ/古事記(中訓)」