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漆器

[しっき]
漆を塗った器物。 塗り物。

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京漆器

京都は平安遷都以後現在に至るまで、政治・文化と同様に日本の漆工芸の中心地として王朝貴族の祭祀装飾品から茶道具まで特に手間隙をかけた完成度の高い漆器を送り出してきた。顧客である公家や商家と隣接し発達した京漆器は薄く繊細で気品高いデザインをもち、他産地の漆器に比して極端に高価である。

越前漆器

るようになり、木地に「うるし」を原料とした伝統的な椀・膳・重箱等が「河和田塗」の名称で全国に知られるようになった。軽量だが、古典的な優雅さと厚手で堅牢さを備えるところが特長とされる。 技法の特徴では、伝統的な木地には黒・朱・溜色の花塗りで仕上げる。普段使い用のものは無地が主流で、奥深い艶が特徴的と

香川漆器

蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)などの研究から独自の技法を創案し、やがて香川漆芸の礎を築きあげた。現在では彫漆、蒟醤、存清、後藤塗、象谷塗の5つの技法が国の伝統的工芸品に指定されている。代表的な作家に人間国宝の磯井如真(蒟醤)、音丸耕堂(彫漆)、磯井正美(蒟醤)、太田儔(蒟醤)、山下義人(蒟醤

川連漆器

昭和51年(1976年)国の伝統的工芸品に認定され、平成8年(1996年)秋田県の伝統工芸品に選ばれた。地域団体商標にも登録されている。 地塗りと中塗りを何度も繰り返した後、塗り立てと言われる「花塗り」で仕上げるのが特徴である。丈夫で使いやすく廉価なため、普段使いに喜ばれる実用漆器である。 加飾は川連の特有の沈金、蒔絵を施す。

紀州漆器

府より蒔絵師を招いて、蒔絵の改良を図った。黒江漆器学校も設立され、漆器膳、椀、重箱を国内向けに 盆を国外向けに製作した。 その後、天道塗、錦光塗、シルク塗などの変り塗が考案された紀州漆器は特長を一段と発揮させ、昭和53年(1978年)には通商産業省より伝統的工芸品に指定された。

会津漆器

花塗 上塗りの後研磨を行わないで仕上げる。一般に研磨したものより塗膜は堅牢で傷つきにくい。無油系の漆を使用した場合真塗りとも。 変り塗(かわりぬり) 卵白等タンパク質を加えた漆(通常より粘度が高くなる)を塗り、箆や籾殻・煙草の葉等で凹凸をつけ塗り

木曽漆器

型置き-「たんぽ」を用い、精製蝋色漆を互い違いに型置きする。 色漆塗り-さまざまな種類の精製彩漆を、10数回塗りこむ。 研出し-砥石・砥炭で研ぎ続ける。 胴擦り-布に砥粉、油、炭粉の混合物を付け、胴擦りする。 摺漆(すりうるし)-生漆を綿に付け、摺漆を行う。 磨き-角粉で磨いて呂色塗りに仕上げる。 異なる数種類の色漆を幾何学模様を加飾し、塗り分ける技法。

琉球漆器

成り立ってきた琉球、中山王府は海外発展策から国内振興策へ産業変換する。 貝摺奉行所 (かいずりぶぎょうしょ) は琉球王家直轄で王府への献上品、外交用の贈呈品を製作する職人を監督する場所であるが、「琉球国由来記」には17世紀に貝摺奉行所の強化がされ、中国、薩摩から技術導入が図られたとある。 また『喜舎場永珣旧蔵史料』

高岡漆器

高岡漆器の製作会社が結成・加盟する組織としては、伝統工芸高岡漆器協同組合がある。 骨董品として扱われるほどの渋めの製品であったが、螺鈿、錆絵も用いられる。 盆 箱 茶托 火鉢 など ^ a b c 財務省北陸財務局経済調査課 12頁 ^ 横浜市商工課 3頁 ^ 富山県立高岡商業学校商業調査研究室編、10頁

津軽漆器

津軽漆器(つがるしっき)は、津軽地方で生産される伝統的漆器。1873年(明治6年)以降、津軽塗(つがるぬり)と呼称される。唐塗(からぬり)とも称される。1975年、経済産業大臣指定伝統的工芸品に選ばれ、2017年には国の重要無形文化財に指定された。 江戸時代中期、弘前藩第四代藩主津軽信政が

鳴子漆器

た。漆の統制や工人の軍隊への招集が行われて、日用品の生産は衰退した。 戦後、人々の生活様式の変化、技術者の高齢化、後継者不足、プラスチック製品やカシュー塗料の進出、普及といった問題が、漆器業全体を脅かした。1952年(昭和27年)、鳴子では有志が鳴子漆工株式会社を立ち上げ、沢口吾左衛門の息子で、漆工

新潟漆器

新潟漆器(にいがたしっき)は、新潟県で生産される漆器。 新潟漆器は、竹塗、花塗ggg、石目塗、錦塗、磯草塗、金磨塗等の多彩な塗りが特徴である。中でも、竹の筋や節目などを精巧に模し、竹独特の質感を再現する「竹塗」は全国的にも有名。 また、それぞれの塗りに独特の特徴がある。 江戸時代初頭の元和年間(1615年~16

芝山漆器

芝山漆器(しばやましっき)は、横浜市で製作されている漆器である。かながわの名産100選に選ばれている。 1775年頃、上総芝山村(現在の千葉県芝山町)に生まれた大野木専蔵が始めた芝山象嵌を発祥とする。その後、大野木は芝山専蔵と改姓して、江戸に出て芝山象嵌を広げた。幕府直参の武士であった村田鋼平は、幕

金沢漆器

金沢漆器(かなざわしっき)とは、石川県金沢市で生産される漆器である。 江戸時代に加賀藩は美術工芸を振興し、前田利常の時代には細工所が設立された。藩は京都から五十嵐道甫、江戸からは清水九兵衛といった名工を招聘し、多くの職人が育成された。1899年(明治32年)には金沢漆

長崎漆器

貿易もそれに影響し長崎漆器は発展した。寛永年間には銅、樟脳、雑貨物などと共に交易の対象になり、漆器の製造は大きく進歩した。 享保年間には堆朱、堆黒、屈輪、沈金、色蒔絵などの技法が伝えられ、特に堆朱は印籠、根付、香合品、盆に表現されている。享保末期から元文の時期に幕府の令によって中国との貿易船は減少に

日本の漆器

(チャイナ)と表記することがあるように、日本の漆器だけでなく漆器全般を「japan」と表記することがある。しかし欧州ではジャパニングの技法で作られた摸倣品を「japan」と呼んでいた経緯があるため、日本の漆器を「japan」と表記するのは誤りという意見がある(ラッカー#ジャパニング、デコパージュも参照)。

小田原漆器

漆を塗ったのが始まりとされる。その後、北条氏康が塗師を城下に招いたことで、彩漆塗の技法が取り入れられる。江戸時代には盆や椀といった日用品のほか、武具類にも漆を塗るようになり、江戸時代中期には実用漆器を江戸に出荷するようになる。この頃には、木地の木目を生かした摺漆

中国の漆器

“井頭山遺跡出土の木器、中国最古の漆器と判明 浙江省”. www.afpbb.com. 2021年11月11日閲覧。 ^ 鈴木三男、能城修ー、小林和貴、工藤雄一郎、鯵本員友美、網谷克彦 著、『鳥浜貝塚から出土したウルシ材の年代』、2012年 ^ "Lacquerware of East Asia". The Metropolitan

漆

えられる。江戸時代などには、漆を接着剤として用いることもよく行われた。例えば、小麦粉と漆を練り合わせて、割れた磁器を接着する例がある。硬化には2週間程度を要する。接着後、接着部分の上に黒漆を塗って乾かし、さらに赤漆を塗り、金粉をまぶす手法は金継ぎといい、鑑賞に堪える、ないしは工芸的価値を高めるものとして扱われる。