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遣す

〔「まゐる(参)」の連用形に「いだす(出)」の付いた「参出(マヰイダ)す」の転か〕 (1)使いを目上の人のところに遣わす。 さし遣わす。 「五百野皇女を~・したまひて/日本書紀(景行訓)」 (2)献上する。 奉る。 「幣帛(イワイノミテグラ)を諸の神祇にあかち~・す/日本書紀(天武訓)」

魑魅

(1)山林・木石の精気から生ずるという怪物。 ちみ。 [和名抄] (2)「魍魎(モウリヨウ)」に同じ。 (3)人の霊魂。 たましい。

増田

姓氏の一。

まだまだ

(副) まだるっこいさま。 ぐずぐず。 だらだら。 「覚ない云訳を~と/浄瑠璃・千本桜」

未だ未だ

「まだ(未)」を重ねて強めた語。 「~がまんできる」「~寒くなる」「~未熟だ」

増す増す

〔動詞「ます(増)」を重ねたもの〕 程度がはなはだしくなるさま。 なおいっそう。 「~元気です」「~天候が悪くなる」「多々~弁ず」

益益

〔動詞「ます(増)」を重ねたもの〕 程度がはなはだしくなるさま。 なおいっそう。 「~元気です」「~天候が悪くなる」「多々~弁ず」

益

〔動詞「ます(増)」を重ねたもの〕 程度がはなはだしくなるさま。 なおいっそう。 「~元気です」「~天候が悪くなる」「多々~弁ず」

生霊

〔古くは「いきずたま」か〕 生きている人の怨霊(オンリヨウ)。 いきりょう。 「いかでか~にも入りにしかな/落窪2」

生魑魅

〔古くは「いきずたま」か〕 生きている人の怨霊(オンリヨウ)。 いきりょう。 「いかでか~にも入りにしかな/落窪2」

出す

〔「いだす」の転。 中世頃から用いられた〕 (1)中にあったものを外へ, または, 人に見える所に, 移す。 ⇔ 入れる 「冷蔵庫から牛乳を~・す」「かばんから書類を~・す」「ゴミを家の前に~・す」「うみを~・す」「銀行へ行ってお金を~・して来る」 (2)外の方へ出っぱらせる。 突き出す。 ⇔ 引っ込める 「脈をみますから左手を~・してください」「窓から顔を~・す」「庇(ヒサシ)を深く~・す」 (3)人に見える場所に設置・掲示・展示する。 ⇔ 引っ込める 「へいに掲示を~・す」「見本をウインドーに~・す」「看板を表に~・す」 (4)おおわれていた物を露出させる。 ⇔ 隠す 「白い歯を~・して笑う」「真相を明るみに~・す」「木が芽を~・す」 (5)世の中に広く発表する。 「同人誌を~・す」「新製品を~・す」「広告を~・す」「一〇〇万円寄付しますが, 私の名前は~・さないでください」 (6)乗り物を出発, または運行させる。 「臨時列車を~・す」「迎えの車を~・す」「波が高いので船を~・すことができない」 (7)店舗をある場所に設ける。 「駅前に店を~・す」 (8)人や動物を内側から外へ, またはよく見える所に, 移す。 ⇔ 入れる 「子供を外へ~・す」「犬を庭に~・す」 (9)人をいつもいる場所から, 離れた所へ行かせる。 「息子を東京へ~・してやる」 (10)自分の子供を, 他の家族の一員となるよう家族から離れさせる。 送り出す。 「娘を嫁に~・す」「息子を奉公に~・す」 (11)学校を卒業させる。 「大学まで~・した」 (12)人々を接待するところに仕事に行かせる。 「娘を店に~・す」「若い子をお座敷に~・す」 (13)多くの人々が見たり聞いたりするものに登場させる。 「子供をピアノの発表会に~・す」「社員をテレビに~・す」「絵を展覧会に~・す」 (14)人の前に連れて来る。 「『社長を~・せ』とわめいている」「責任者を電話口に~・してください」 (15)客などに, 飲食物や金品を供する。 与える。 「来客にお茶を~・す」「客におしぼりを~・す」「社員にボーナスを~・す」 (16)金を支払う。 (ア)代金を支払う。 「一万円~・して買ったネクタイ」「学資を親に~・してもらう」(イ)ある事業のための費用を負担する。 出資する。 拠出する。 「会社設立の資金を~・す」「みんなで金を~・す」 (17)物をしかるべき所に渡す。 差し出す。 提出する。 「スーツをクリーニングに~・す」「入学願書を~・す」「答案を~・す」 (18)手紙・小包などを発信・発送する。 「恩師に手紙を~・す」 (19)活字になったものや話などの中に登場させる。 「家庭内のことを職場で話題に~・す」 (20)ある集団が役員を選出する。 また, ある場所が, 結果として, 世の中で活躍している人を生みだす。 「本県からは総理大臣を二人~・している」「クラスごとに PTA の役員を~・してください」 (21)論理の結論や根拠を明らかにして提示する。 「まだ結論を~・すには早すぎる」「この問題に明確な答えを~・すのはむずかしい」「各自, 意見を~・してください」「そんなことを言うなら証拠を~・せ」 (22)感情を表面に表す。 「彼女はすぐに感情を顔に~・す」「不満を口に~・す」 (23)内に秘められている能力を発揮する。 「さあ, 元気を~・して」「あまりスピードを~・すな」「もっと大きな声を~・しなさい」 (24)体内にある液体をそとにあふれ出させる。 「涙を~・す」「汗を~・す」 (25)ある現象や事態を発生させる。 結果としてそうなる場合にもいう。 「火事を~・す」「熱を~・す」「赤字を~・す」「一〇人の怪我人を~・した事故」「余りを~・す」「新記録を~・した K 選手」「このピアノはいい音を~・す」 (26)それらしい雰囲気や特徴が表れるようにする。 「もっと感じを~・して台詞(セリフ)を言ってください」 (27)命令・依頼などの指示・働きかけを行う。 ⇔ 取り消す 「問屋に注文を~・す」「生徒に宿題を~・す」「部下に指示を~・す」「気象台が大雨警報を~・す」「部長がこの企画にゴー-サインを~・した」 (28)(動詞の連用形の下に付いて)(ア)…し始める意を表す。 「車が動き~・す」「雨が降り~・す」(イ)外へ移動するよう, または外へ現れるようにする。 「道路へとび~・す」「外へはみ~・す」「姿を照らし~・す」 〔「出る」に対する他動詞〕 ‖可能‖ だせる ︱慣用︱ 顎を~・足を~・顔を~・口を~・地金を~・舌を~・尻尾を~・駄目を~・ちょっかいを~・角を~・手を~・暇を~・襤褸(ボロ)を~/噯(オクビ)にも出さない 出すことは舌(シタ)を出すのも嫌(キラ)い 非常にけちであることのたとえ。

堕す

※一※ (動サ五) 〔サ変動詞「堕する」の五段化〕 「堕する」に同じ。 「通俗に~・す」 ※二※ (動サ変) ⇒ だする

未だ

〔「いまだ」の転。 中古以降広く用いられる〕 (1)ある状態・段階・程度に至っていないさま。 (ア)現在の状態になっていないさま。 かつて。 「~若かった頃」「あの頃は~田園地帯だった」(イ)予想される状態・段階に至っていないさま。 「~若い」「~春は浅い」「~風呂はわかない」(ウ)ある状態に達するには, なお残りのあるさま。 「~二, 三日かかる」「~時間がある」「~食糧はある」(エ)その段階において, 物事が実現されていないさま。 「~読んだことがない」「~仕上がっていない」 (2)ある状態・行為が継続しているさま。 依然として。 「~雪が降っている」「~話し込んでいる」「傷が~なおらない」 (3)時間がわずかしか経過していないさま。 たった。 「~十日しかたっていない」 (4)十分とはいえないが, どちらかといえば。 むしろ。 「前の方が~よかった」「ないよりは~ましだ」 (5)同じような事柄がそのほかにもあるさま。 さらに。 「言いたいことは~山ほどある」「原因は~ある」

だま

小麦粉などを水に溶いた時, 完全に溶けずにできるかたまり。

だま

凧(タコ)を上昇させる時, 糸を繰り出すこと。 [俚言集覧] <i>~を食・う</i> 人からだまされる。 「~・つちやあ面が立たぬから/歌舞伎・八重霞曾我組糸」 <i>~を食わ・す</i> 人をだます。 「此中の晩も~・した/滑稽本・浮世床(初)」 <i>~を出・す</i> 心の底までさらけ出す。 「…只男丈にそこ迄は~・さない/草枕(漱石)」

澄ます

(1)水などを濁りのない状態にする。 「水を~・す」 (2)雑念を払って, 心を落ち着かせる。 「心を~・して字を書く」「琵琶をしらめて夜もすがら心を~・し/平家 5」 (3)一つのことに注意を向ける。 「耳を~・す」「諸人目を~・して見る処に/保元(上・古活字本)」 (4)曇りを取り去って, さえた状態にする。 「五六撥をいとおもしろく~・して弾き給ふ/源氏(若菜下)」 (5)(自動詞的に用いて)よそ行きの表情やそぶりをする。 そんなことにはかかわりがないという表情やそぶりをする。 「おつに~・した顔」「他人に迷惑をかけても~・している」 (6)動詞の連用形の下に付いて, (ア)一心に…する。 精神を集中して…する。 「笛を吹き~・す」「おこない~・す」(イ)すっかり…する。 完全に…する。 「刀を研ぎ~・す」「医者になり~・す」 (7)洗い清める。 「その日御髪~・し, 端に居て乾し居給へる中に/宇津保(初秋)」 (8)世の中が平安になるようにする。 鎮定する。 「一天をしづめ, 四海を~・す/平家 12」 (9)道理を明らかにする。 是非をはっきりさせる。 「理ヲ~・ス/日葡」 〔「澄む」に対する他動詞〕 ‖可能‖ すませる

清ます

(1)水などを濁りのない状態にする。 「水を~・す」 (2)雑念を払って, 心を落ち着かせる。 「心を~・して字を書く」「琵琶をしらめて夜もすがら心を~・し/平家 5」 (3)一つのことに注意を向ける。 「耳を~・す」「諸人目を~・して見る処に/保元(上・古活字本)」 (4)曇りを取り去って, さえた状態にする。 「五六撥をいとおもしろく~・して弾き給ふ/源氏(若菜下)」 (5)(自動詞的に用いて)よそ行きの表情やそぶりをする。 そんなことにはかかわりがないという表情やそぶりをする。 「おつに~・した顔」「他人に迷惑をかけても~・している」 (6)動詞の連用形の下に付いて, (ア)一心に…する。 精神を集中して…する。 「笛を吹き~・す」「おこない~・す」(イ)すっかり…する。 完全に…する。 「刀を研ぎ~・す」「医者になり~・す」 (7)洗い清める。 「その日御髪~・し, 端に居て乾し居給へる中に/宇津保(初秋)」 (8)世の中が平安になるようにする。 鎮定する。 「一天をしづめ, 四海を~・す/平家 12」 (9)道理を明らかにする。 是非をはっきりさせる。 「理ヲ~・ス/日葡」 〔「澄む」に対する他動詞〕 ‖可能‖ すませる

済ます

〔「澄ます」と同源〕 (1)物事をなしおえる。 はたす。 「宿題を~・す」 (2)借りを返す。 返済する。 「借金を~・す」「只今算用を~・さねばいなせぬぞ/狂言・八句連歌」 (3)一応の決着をつける。 それで良いことにする。 「パンとコーヒーだけで朝食を~・す」「御免で~・されてはかなわない」「その場はそれで~・した」 (4)(動詞の連用形の下に付いて)すっかり…する。 → すます(澄)(6)(イ) 〔「済む」に対する他動詞〕 ‖可能‖ すませる

ます

(助動) 動詞, および助動詞「れる・られる」「せる・させる」などの連用形に接続する。 ただし, 命令形「ませ(まし)」は, ただ「いらっしゃる」「くださる」「なさる」などの敬語動詞にしか付かない。 (1)丁寧の助動詞で, 聞き手に対する丁寧な気持ちを表す。 「その本はまだ読んでい〈ませ〉ん」「来年になり〈ますれ〉ば, 時間的にも多少余裕ができ〈ます〉ものと期待しており〈ます〉」「おからだには十分お気をつけてください〈ませ〉」 (2)謙譲語として, 動作の及ぶ相手に対する敬意を表す。 …し申しあげる。 …てさしあげる。 「此おたちをたしかにとどけ〈ませい〉, えい/狂言・武悪」「せめて一たびのぼり〈まし〉て見〈まし〉たい/咄本・正直咄大鑑」 〔(1)中世後期以降の語。 「まゐらする」から「まらする」「まっする」(または「まいする」)「まする」などの形を経て成立したもの。 活用形や意味・用法の上で, 「座(マ)す」「申す」などの語の影響を受けているかともみられる。 (2)活用は, 古くはサ変型であったが, 近世中期以降, しだいに現在のようになっていった。 なお, 近世には未然形に「まさ」の形も見られる。 「世をしのぶお身なれば一所に置き〈まさ〉れず/浄瑠璃・菅原」(3)古くは(2)の意味で用いられたが, 近世初期以降しだいに(1) の意味が一般的になっていった。 現代語ではもっぱら(1)の意味に用いられる。 (4)古くは, 終止・連体形に「まする」, 命令形に「ませい」の形もあった。 → まする・ませい。 (5)仮定形「ますれ」は, 仮定の条件を表す用法ばかりではなく, 時に既定の条件を表すこともある。 「かうして相変らずお上の物を食べてゐて見〈ますれ〉ば/高瀬舟(鴎外)」〕

ます

(動サ下二) ⇒ ませる