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苦

〔形容詞「にがい」の語幹から〕 (1)他の語の上に付いて複合語をつくる。 (ア)にがい意を表す。 「~塩」(イ)にがにがしい, 不快である意を表す。 「~笑い」 (2)憎まれ口。 いやみ。 「必ず後悔さつしやるなと~を放してじろと/浄瑠璃・神霊矢口渡」

西方

(1)西の方角。 (2)勝負する者を東西二組に分けたときの西の組。

苦塩

「苦汁(ニガリ)」に同じ。

某

※一※ (名) (1) 数量, 特に金銭の額についてあまり多くないことを漠然と言い表す。 「~かの援助をする」「~かの金を出す」 (2)しかるべき家柄の人。 その土地で相当の有力な人。 「これはいるまの~でござる/狂言・入間川」 ※二※ (代) (1)不定称の人代名詞。 名が未知であるとき, あるいはわざと明確にしないときなどに用いる。 「確か山田~とかいいましたね」「御存じの鈴木~の説ですよ」 (2)不定称の指示代名詞。 地名などについて, それが不明であるとき, あるいはわざと明確にしないときに用いられる。 「~とかいう村」「そのわたり近き~の院におはしまし着きて/源氏(夕顔)」 (3)一人称。 男性のややあらたまった言い方として用いられる。 謙譲の意の含められることもある。 わたくし。 それがし。 「すきずきしきことと, ~よりはじめてうけひき侍らず/源氏(帚木)」

何某

※一※ (名) (1) 数量, 特に金銭の額についてあまり多くないことを漠然と言い表す。 「~かの援助をする」「~かの金を出す」 (2)しかるべき家柄の人。 その土地で相当の有力な人。 「これはいるまの~でござる/狂言・入間川」 ※二※ (代) (1)不定称の人代名詞。 名が未知であるとき, あるいはわざと明確にしないときなどに用いる。 「確か山田~とかいいましたね」「御存じの鈴木~の説ですよ」 (2)不定称の指示代名詞。 地名などについて, それが不明であるとき, あるいはわざと明確にしないときに用いられる。 「~とかいう村」「そのわたり近き~の院におはしまし着きて/源氏(夕顔)」 (3)一人称。 男性のややあらたまった言い方として用いられる。 謙譲の意の含められることもある。 わたくし。 それがし。 「すきずきしきことと, ~よりはじめてうけひき侍らず/源氏(帚木)」

錦

(1)種々の色糸を用いて華麗な模様を織り出した織物の総称。 模様を経(タテ)糸で表す経錦(タテニシキ)と, 緯(ヨコ)糸で表す緯錦(ヨコニシキ)がある。 唐織(カラオリ)・綴(ツヅレ)織・金襴など。 現在, 西陣が主産地。 「金銀珊瑚(キンギンサンゴ)綾(アヤ)~」 (2)色や模様の美しいもの。 「紅葉の~」「みわたせば柳桜をこきまぜて宮こぞ春の~なりける/古今(春上)」 <i>~を飾・る</i> 功を成し遂げて故郷に帰る。 「故郷に~を飾る」 <i>~を着て夜行くが如(ゴト)し</i> 〔漢書(項羽伝)〕 立身しても故郷に帰らないのは, 錦を着ても人に姿を見てもらわないのと同じで, 甲斐がないということ。

苦み

(1)にがいこと。 にがい味。 「~のある薬」 (2)不愉快な気持ち。 つらい気持ち。 「何の風波もなければ~もない/福翁自伝(諭吉)」 (3)(男の)顔などの, ひきしまっている感じ。 〔「み」は接尾語。 「味」は当て字〕

人我

〔仏〕 人間の中にあり, その人間を根拠づけている究極的本質。 仏教では否定される。 → 二空

苦い

(1)舌にいやな味を感ずる。 「~・いお茶」「良薬は口に~・し」 (2)不機嫌である。 不愉快に感じる。 「落選と聞いて~・い顔をする」「興もさめて事~・うなりぬ/大鏡(道長)」 (3)つらい。 苦しい。 「~・い経験」 ﹛派生﹜~さ(名)~み(名)

苦り

〔動詞「苦る」の連用形から〕 苦々しい顔つき。 にがみ。 「~顔」 <i>~が走・る</i> 苦々しい気持ちが顔つきにさっとあらわれる。 「苦りの走りたる大夫/浮世草子・好色盛衰記 1」

苦汁

海水から食塩を結晶させた残りの苦みをもつ溶液。 塩化マグネシウム・硫酸マグネシウム・塩化カリウムなどを含み, 古くから豆腐を固める材料として用いられる。 にがしお。 くじゅう。

苦味

(1)にがいこと。 にがい味。 「~のある薬」 (2)不愉快な気持ち。 つらい気持ち。 「何の風波もなければ~もない/福翁自伝(諭吉)」 (3)(男の)顔などの, ひきしまっている感じ。 〔「み」は接尾語。 「味」は当て字〕

怪我に

(下に打ち消しや禁止の言い方を伴って)たとえ間違っても。 決して。 「軽薄な犬畜生にも劣つた奴に, ~も迷ふ筈はない/浮雲(四迷)」「隣の雪隠へは行く人~一人もなく/咄本・鹿の子餅」

毛蟹

海産のカニ。 甲は丸みのある四角形で, 甲長10センチメートル内外。 体色は淡黄褐色で, 体表は黄茶色の剛毛におおわれる。 肉は美味。 日本海では福井県以北, 太平洋では宮城県以北に分布。 オオクリガニ。 ﹝季﹞冬。

某某

「なにがしくれがし(某某)」に同じ。 「~留めて侍れば, たづね給はば, きこえさせてむ/狭衣 1」

某某

だれそれ。 なにがしそれがし。 「~と数へしは, 頭中将の随身/源氏(夕顔)」

和

〔中世以降は「にぎ」〕 名詞の上に付いて接頭語的に用いて, 詳しい, 柔らかな, 細かい, 穏やかな, などの意を表す。 にこ。 「~たえ」「~て」「~みたま」

日記

〔「にっき」の促音「つ」の無表記〕 日記。 「男もすなる~といふものを/土左」

二気

陰と陽の二つの気。 二儀。

二期

(1)二つの任期・期間。 「議長を~務める」 (2)一年に二回。 春と秋など。 「~作」 (3)卒業などの二回目。 「~生」