雨の日のこと・・・・
雨の日のこと・・・・
こころやさしい おじいさんと おばあさんのもとに 一ぴきの 子犬がまよいこんできました。
まぁ、おじいさん・・・
おや、こんなにぬれて・・・・
かわいそうに・・・・ まいごになったのかも しれませんねぇ・・・・
それじゃな・・・ うちでかってあげよう
子犬は うれしそうに パタパタと しっぽをふりました。
子どものいない おじいさんと おばあさんは、
子犬にシロという 名前をつけて たいそう かわいがりました。
シロは、おじいさんと おばあさんに たいせつにされ 元気にそだっていきました。
おや、シロ、どうしたんじゃ?
シロが、まるで おじいさんを よんでいるかのように すそをひっぱって いきました。
こっちに いきたいのかい?
おじいさんは、シロのあとについて 山をのぼっていきました。
おい、おい・・・シロや・・・ いったい どこまで いくんじゃ?
しばらくいったところで、 シロはたちどまりました。
こんなところまできて どうしたんだい? シロ?
ここ ほれ ワン ワン!
ここになにか あるのかい? どれ?
なんと、ほったところから、おおばんこばんが ざくざくと でてきたでは ありませんか!!
シロ! おまえ・・・ これを しっていたのかい?
おたからを もってかえると おばあさんも 目をまんまるくして おどろきました。
シロは、かみさまからの おつかいなのかもねぇ・・・・
うむ、そうじゃぁ・・・
こんなに たくさんのお金は、 わしらには、もったいない
こまっている人に わけてあげよう・・・・。
そうですねぇ・・・
あの犬が たからの ありかを しってるなんて!
じいさんや!
なに?
ほほ〜〜う、あのシロが そんな 力をねぇ・・・・
まちがいねぇ! おらが、この目で バッチリ見ただ!
よう〜〜し! シロをかりてきて わしらも たからを ほるんじゃ!
だれにも やりはせん! ぜ〜〜〜んぶ わしらのものじゃ!
つぎの日のあさ、
よくばり おじいさんは、 はたけしごとを てつだって もらうからと、
ウソをついて、 シロをかして もらいにいきました
やさしい おじいさんと おばあさんは、
よくばり おじいさんを うたがわず、 シロを かしてあげました。
しめしめ、うまくいったぞ!
しっかり たからを さがすんだよ! ポチ!
なまえなんか どうでも いいんだよ!
そりゃ、そうだ!
よくばりおじいさんは、 シロを なわでつなぐと
むりやりひっぱって 山へと つれていきました。
これ! もっと、早く あるかんかい! たからは どこだ?
シロは こまって たちどまって しまいました。
おお! ここなんだな?
そこから でてきたのは、 たくさんの ゴミでした。
うそを おしえおって! おしおきを してやる!
シロは、たたかれて そして、しんでしまったのです。
こんにちは! シロを かえしてもらいに きましたよ。
シロなら、きゅうな びょうきで しんでしまったぞ!
あんしんしろ! ちゃんと土にうめて おいてやった!
そんな・・・・
うめたところには 木のえだを さしておいたから すぐわかるさ!
かわいそうな シロ・・・
おじいさんがみると ふしぎなことに 木のえだは、大きなまるたに なっていました。
おじいさんは、まるたを いえにもってかえり うすをつくりました。
このうすで もちをつけば もしかしたら、
シロが かえって きたような きもちに なるかもしれん・・・・
おじいさんが おもちを つきはじめると・・・
うすを きねでつくたびに、
おおばん こばんが ザクザクと こぼれてきました。
なんとも まぁ!!
こりゃ、ほんに、たまげたのう・・・・
こんどは、あの うすか・・・ おじいさんに しらせなきゃ・・・
つぎの日、よくばり おじいさんは うすを かりにやってきました。
やさしい おじいさんは、 またも うたがわずに うすを かしました。
こんどこそ、おたからを 手にいれてやるぞ!
よくばり おじいさんと おばあさんは、
ほんのちょっとの おこめで おもちを つきはじめました。
すると・・・・
また、また、また ごみがでてきたぞ!
ええい! いまいましい! こうなったら もやしてやる!!
こんにちは! うすをかえして もらいにきましたよ。
あの うすなら、こわれてしまったぞ!
あんしんしろ! あぶないから、もやしておいたぞ!
シロ・・・・ こんなすがたに なっちまって・・・・・
シロ・・・、シロや・・・・。
また かわいそうなことを してしまった。
ほんとうにごめんよ・・・・・
やさしい おじいさんは、 なみだながらに、あやまると、
ざるの中に はいをあつめ、 いえにもって かえることにしました。
はいか・・・・
そのとき、おどろいたことに まいあがった はいが
すっかりかれた 木のえだに みごとな花を さかせたのです!
おお、シロ・・・・ おまえが、おまえが、この花を咲かせたのかい?
おじいさんは、うれしくなって、 木にのぼりました。
そして、また、はいをまくと、
シロのような かわいらしい花が つぎつぎと さいていきます
シロ・・・・ まるで おまえが わらっているようじゃ・・・
かれ木に 花をさかせる おじいさんの はなしは ゆうめいになり、
それを見た おしろの おとのさまも たいへん よろこびました。
おじいさんは、ほうびの たからものを たくさんもらいました
それをきいた よくばり おじいさんと おばあさんは・・・
わしらも、さかせるぞ! はいを もってこい!
そんなもん、もうのこっていませんよ
ええい!ならば、このへんのすなで!
雨の日のこと・・・・
日
雨
こころやさしい おじいさんと おばあさんのもとに 一ぴきの 子犬がまよいこんできました。
まぁ、おじいさん・・・
おじいさん
おや、こんなにぬれて・・・・
ぬれる
こんなに
かわいそうに・・・・ まいごになったのかも しれませんねぇ・・・・
それじゃな・・・ うちでかってあげよう
あげる
子犬は うれしそうに パタパタと しっぽをふりました。
子どものいない おじいさんと おばあさんは、
おじいさん
おばあさん
子ども
子犬にシロという 名前をつけて たいそう かわいがりました。
シロは、おじいさんと おばあさんに たいせつにされ 元気にそだっていきました。
おや、シロ、どうしたんじゃ?
シロが、まるで おじいさんを よんでいるかのように すそをひっぱって いきました。
こっちに いきたいのかい?
いきる
こっち
おじいさんは、シロのあとについて 山をのぼっていきました。
おい、おい・・・シロや・・・ いったい どこまで いくんじゃ?
しばらくいったところで、 シロはたちどまりました。
こんなところまできて どうしたんだい? シロ?
ここ ほれ ワン ワン!
ほれる
ここになにか あるのかい? どれ?
なんと、ほったところから、おおばんこばんが ざくざくと でてきたでは ありませんか!!
シロ! おまえ・・・ これを しっていたのかい?
おたからを もってかえると おばあさんも 目をまんまるくして おどろきました。
シロは、かみさまからの おつかいなのかもねぇ・・・・
うむ、そうじゃぁ・・・
じゃぁ
こんなに たくさんのお金は、 わしらには、もったいない
こまっている人に わけてあげよう・・・・。
あげる
わける
人
こまる
そうですねぇ・・・
あの犬が たからの ありかを しってるなんて!
じいさんや!
じいさん
なに?
ほほ〜〜う、あのシロが そんな 力をねぇ・・・・
まちがいねぇ! おらが、この目で バッチリ見ただ!
よう〜〜し! シロをかりてきて わしらも たからを ほるんじゃ!
だれにも やりはせん! ぜ〜〜〜んぶ わしらのものじゃ!
つぎの日のあさ、
あさい
日
よくばり おじいさんは、 はたけしごとを てつだって もらうからと、
ウソをついて、 シロをかして もらいにいきました
やさしい おじいさんと おばあさんは、
やさしい
おじいさん
おばあさん
よくばり おじいさんを うたがわず、 シロを かしてあげました。
しめしめ、うまくいったぞ!
うまい
しめる
しっかり たからを さがすんだよ! ポチ!
なまえなんか どうでも いいんだよ!
なんか
そりゃ、そうだ!
そりゃ
よくばりおじいさんは、 シロを なわでつなぐと
むりやりひっぱって 山へと つれていきました。
これ! もっと、早く あるかんかい! たからは どこだ?
シロは こまって たちどまって しまいました。
おお! ここなんだな?
そこから でてきたのは、 たくさんの ゴミでした。
うそを おしえおって! おしおきを してやる!
シロは、たたかれて そして、しんでしまったのです。
こんにちは! シロを かえしてもらいに きましたよ。
シロなら、きゅうな びょうきで しんでしまったぞ!
あんしんしろ! ちゃんと土にうめて おいてやった!
そんな・・・・
そんな
うめたところには 木のえだを さしておいたから すぐわかるさ!
かわいそうな シロ・・・
かわいそう
おじいさんがみると ふしぎなことに 木のえだは、大きなまるたに なっていました。
おじいさんは、まるたを いえにもってかえり うすをつくりました。
このうすで もちをつけば もしかしたら、
うすい
もしか
シロが かえって きたような きもちに なるかもしれん・・・・
おじいさんが おもちを つきはじめると・・・
うすを きねでつくたびに、
うすい
おおばん こばんが ザクザクと こぼれてきました。
なんとも まぁ!!
なんとも
こりゃ、ほんに、たまげたのう・・・・
ほんに
こりゃ
たまげる
こんどは、あの うすか・・・ おじいさんに しらせなきゃ・・・
つぎの日、よくばり おじいさんは うすを かりにやってきました。
やさしい おじいさんは、 またも うたがわずに うすを かしました。
こんどこそ、おたからを 手にいれてやるぞ!
よくばり おじいさんと おばあさんは、
おじいさん
おばあさん
よくばる
ほんのちょっとの おこめで おもちを つきはじめました。
すると・・・・
すると
また、また、また ごみがでてきたぞ!
ええい! いまいましい! こうなったら もやしてやる!!
こんにちは! うすをかえして もらいにきましたよ。
あの うすなら、こわれてしまったぞ!
こわれる
しまう
うすい
あんしんしろ! あぶないから、もやしておいたぞ!
シロ・・・・ こんなすがたに なっちまって・・・・・
シロ・・・、シロや・・・・。
また かわいそうなことを してしまった。
かわいそう
しまう
ほんとうにごめんよ・・・・・
ほんとう
ごめん
やさしい おじいさんは、 なみだながらに、あやまると、
ざるの中に はいをあつめ、 いえにもって かえることにしました。
はいか・・・・
そのとき、おどろいたことに まいあがった はいが
すっかりかれた 木のえだに みごとな花を さかせたのです!
おお、シロ・・・・ おまえが、おまえが、この花を咲かせたのかい?
おじいさんは、うれしくなって、 木にのぼりました。
そして、また、はいをまくと、
そして
シロのような かわいらしい花が つぎつぎと さいていきます
シロ・・・・ まるで おまえが わらっているようじゃ・・・
かれ木に 花をさかせる おじいさんの はなしは ゆうめいになり、
それを見た おしろの おとのさまも たいへん よろこびました。
おじいさんは、ほうびの たからものを たくさんもらいました
それをきいた よくばり おじいさんと おばあさんは・・・
わしらも、さかせるぞ! はいを もってこい!
そんなもん、もうのこっていませんよ
そんな
のこる
ええい!ならば、このへんのすなで!
ええい
なでる
眠り姫
STAY
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