(1)〔仏〕 仏や菩薩が知らず知らずのうちに与える利益。
(2)知らず知らずのうちに神仏から受ける利益。
「まづ第一~が能いわさ/滑稽本・浮世風呂(前)」
(3)ある立場・状態にあることによって受ける恩恵・しあわせ。
「役者~」「商売~で折ふしまぐれあたりで/安愚楽鍋(魯文)」
(4)身分・職業などを表す言葉の下に付けて, 約束をたがえれば冥利を受けられなくてもかまわない, の意を表す。
「男~商ひ~虚言ござらぬ/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
<i>~が悪・い</i>
神仏の加護が受けられない。 ばちがあたる。
「墓参りでもしてやらなければ~・いから/塩原多助一代記(円朝)」
<i>~に尽・きる</i>
立場・状態などによる恩恵が多く, ありがたいと思う。
「男~・きる」