(1)かこい。 しきり。 特に, 馬場の周囲の柵。
(2)物事のきまった範囲。 限界。
「単なる快感のために, 遠慮の~を平気で跨ぐかも知れなかつた/明暗(漱石)」
<i>~が明かない</i>
物事の決まりがつかない。 事態が進展しない。 決着がつかない。
「電話で話をしても~ない」
<i>~が明・く</i>
物事の決まりがつく。 かたがつく。
「~・くや否や, 押し合ってプラットフォオムへ出る/青年(鴎外)」
<i>~も無・い</i>
〔一説に「臈次(ラツシ)も無い」の転とも〕
(1)とりとめもない。 たわいもない。 らっちもない。
「~・いことを言う」「思ひが一時にどつとよせて来て~・くお類のことを考へさせる/多情多恨(紅葉)」
(2)順序・秩序が乱れている。 また, 筋道が通らない。 らっちもない。
「種々の立木を~・く植えて/社会百面相(魯庵)」
<i>~を明・ける</i>
物事にきまりをつける。
「まあゆつくり話すとか何とか云つて, 中々~・けない/それから(漱石)」
<i>~を付・ける</i>
物事にきまりをつける。 埒を明ける。