※一※ (名・形動)
(1)身も心もやすらかな・こと(さま)。 安楽。
「親に~をさせる」「~隠居」
(2)ゆっくりくつろぐこと。 身も心もゆったりしていること。 また, そのさま。
「気が~になる」「どうぞお~に」「~な気持ちで試験を受ける」
(3)経済的にゆたかな・こと(さま)。
「~な暮らし」
(4)簡単でやさしいこと。 苦労しないこと。 また, そのさま。
「旅行が~になりました」「この程度の問題なら~なものさ」
〔「楽に」の形で副詞的にも用いる。 「夏なら~に登れる」〕
※二※ (名)
(1)〔「千秋楽」の略〕
興行の終わり。 転じて, 物事の終わり。
「大相撲もいよいよ~を迎えた」「先生, もう鬼ごっこも~にしやせう/当世書生気質(逍遥)」
(2)「楽焼(ラクヤキ)」の略。
<i>~あれば苦(ク)あり</i>
世の中は楽なことばかり, または苦しいことばかりが続くわけではない, ということ。
<i>~して楽知らず</i>
苦労を知らない人は安楽のありがたみがわからない。 苦労して初めて安楽さの大切さがわかるということ。 楽人楽を知らず。
<i>~は苦の種(タネ)苦は楽の種</i>
苦は楽を, 楽は苦をそれぞれそのうちに含み持っている。 苦楽が相伴うことにいう。