(1)カメ・カニなどの体をおおう硬い殻。 甲羅(コウラ)。
「亀の~より年の功」
(2)手足の表面。 手首から先の, 外側の面。 足首から先の, 上側の面。
「手の~」
(3)十干の第一。 きのえ。
(4)等級・成績などをつけるときに用いて, 一番上位を表す。
「殊勲~」
(5)二人以上の人, または二つ以上の物事があるとき, その一つの名にかえて用いる。
「~は乙に賃貸料を支払う」
(6)よろい。 かぶと。 [和名抄]
(7)箏(ソウ)・琵琶などの胴の表面または背面の湾曲した板の部分。
(8)「かん(甲)」に同じ。
<i>~が舎利(シヤリ)にな・る</i>
〔「甲」は頭蓋骨, 「舎利」は火葬後に残る骨〕
堅い甲が砕けて舎利になる意で, めったにないことのたとえ。 絶対に, どんなことがあっても, の意で用いる。 舎利が甲になる。
「~・るとても親の手へはわたすまい/浄瑠璃・薩摩歌」
<i>~に着る</i>
他の権勢をたのんでいばる。 笠にきる。
「威をふるふ, その山三めを~きて/浄瑠璃・反魂香」