(1)世の中や人情の機微に通じていること。 特に, 男女のことや遊里・芸人社会などに通じ, とりなしがさばけていて, 言動などがあかぬけていること。 また, そうしたさま。 いき。
⇔ 無粋
⇔ 野暮
「~なさばき」「真心(マゴコロ)もあつき朋友(トモダチ)の~な意見に/当世書生気質(逍遥)」
(2)すぐれていること。 また, そうしたもの。
「技術の~を集める」
(3)まじりけのないこと。 また, そうしたもの。 純粋。
<i>~が川へ陥(ハマ)・る</i>
巧者がかえって失敗することのたとえ。
「~・るといふ目前損者の教への如く/浮世草子・禁短気」
<i>~が身(ミ)を食・う</i>
花柳界などで, 粋人ともてはやされると, ついおぼれて身をほろぼすことになる。
<i>~を利(キ)か・す</i>
男女のことなどに通じ, 物わかりよくさばく。
「一体ならば妾の~・して遣つたを真底ありがたがりて/いさなとり(露伴)」
<i>~を通・す</i>
「粋を遣(ツカ)う」に同じ。