〔「進退」※一※(2)から出た語で, 「身代」はあて字〕
(1)個人の所有する財産。 身上(シンシヨウ)。
「~を潰す」「~を築く」
(2)暮らし向き。 生計。
「われらがやうなる藪医師(ヤブクスシ)には, ~のよい者は脈をとらせもいたさぬ/狂言・神鳴」
<i>~有り付・く</i>
「身代済む」に同じ。
「庄之助をも~・くべき心から/浮世草子・武道伝来記 6」
<i>~稼(カセ)・ぐ</i>
身代をつくるために働く。 仕官・奉公の口を探す。
「妻子は国かたに預け置き, ~・ぐうちに/浮世草子・武家義理物語 4」
<i>~済(ス)・む</i>
仕官する。 出仕する。 身上(シンシヨウ)済む。 身代有り付く。 身代取り組む。
「岐阜中納言秀信公に~・みて/浮世草子・武家義理物語 6」
<i>~畳(タタ)・む</i>
全財産を使い尽くし, 家屋敷を処分する。 破産する。
<i>~を棒(ボウ)に振・る</i>
資産をむだに使い果たす。 破産する。