酢酸を含む, すっぱい液体調味料。 古来, 酢酸菌による酒の発酵によって作った。 米・果実など原料によって風味が異なり, 合成酢もある。 殺菌力・防腐力が強い。 食酢。
「~漬け」「三杯~」
→ 酢酸
<i>~が過・ぎる</i>
物事の程度が超える。
「すいの口から~・ぎた/洒落本・玉菊灯籠弁」
<i>~でさいて飲・む</i>
いちいち欠点をあげたてることのたとえ。
「めをとの衆が此の今を~・むやうに, 言ひたいがいに言ひこめて/浄瑠璃・卯月の潤色(中)」
<i>~でも蒟蒻(コンニヤク)でも</i>
どうにも手に負えないことにいう。 どうにもこうにも。
「新造の癖に~いけた奴ぢやない/歌舞伎・飛馬始」
<i>~に当て粉(コ)に当て</i>
「酢につけ粉につけ」に同じ。
「~一日此事いひやまず/浮世草子・五人女2」
<i>~につけ粉(コ)につけ</i>
何かにつけて。 酢に当て粉に当て。 酢につけ味噌につけ。
「これおやじ, そなたはお花が継父(ママテテ), ~憎いのもことはり/浄瑠璃・長町女腹切(中)」
<i>~にも味噌(ミソ)にも</i>
「酢につけ粉につけ」に同じ。
「~慰みにも, 是を年中にもりつけて/浮世草子・一代女 5」
<i>~の蒟蒻(コンニヤク)の</i>
〔「四の五の」をもじった語か〕
何のかの。 あれやこれや。
「とかく~といつて受けとりませぬ/黄表紙・孔子縞于時藍染」
<i>~を買・う</i>
いらぬ口出しをして怒らせる。 また, 扇動する。 酢を乞う。 [日葡]