※一※ (名)
(1)空気中の水蒸気が地面近くの冷たい物体の表面に凝結して水滴となったもの。 温度が露点以下になるとできる。 ﹝季﹞秋。 《金剛の~ひとつぶや石の上/川端茅舎》「~が置く」「~にぬれる」
→ 結露
(2)わずかなこと。
「~ほども疑わない」「~の間」「~の情けもかからましとは/山家(雑)」
(3)はかないこと, 消えやすいことのたとえ。
「~の命」「秋付けば尾花が上に置く~の消(ケ)ぬべくも我(ア)は思ほゆるかも/万葉 1564」
(4)涙のたとえ。
「昔をかけて~ぞこぼるる/新古今(夏)」
(5)狩衣・水干などの袖くくりのひものたれた端。
(6)茶杓(チヤシヤク)の名所(ナドコロ)の一。 櫂先(カイサキ)の先端のとがった箇所。
→ 茶杓
(7)茶入れ・茶碗などで, 釉薬のなだれ落ちた先端の釉溜り。
(8)掛物で, 風帯の下端左右に付けた小さな房飾り。
※二※ (副)
(下に打ち消しの語を伴って)少しも。 夢にも。
「そんなこととは~知らず, 失礼いたしました」
<i>~聊(イササ)かも</i>
少しも。 全く。
「~やましいことはない」
<i>~凝(コ)・る</i>
露が, 冬の寒さに凍りついて流れ落ちない。