Báo tiếng Nhật: 株価 600円以上値上がり約33年ぶりに3万2000円台を回復

株価かぶか 600円えん以上いじょう値上ねあがり約やく33年ねんぶりに3万まん2000円えん台だいを回復かいふく

Jun 5, 2023 15:06

Furigana

週しゅう明あけの5日にちの東京とうきょう株式かぶしき市場しじょう、日経にっけい平均へいきん株価かぶかは600円えん以上いじょう値上ねあがりし、バブル期きの1990年ねん7月つき以来いらい、およそ33年ねんぶりに3万まん2000円えん台だいを回復かいふくしました。

▽日経にっけい平均へいきん株価かぶかの終値おわりねは、先週せんしゅう末まつより693円えん21銭せん高たかい、3万まん2217円えん43銭せん。

▽東証とうしょう株価かぶか指数しすう＝トピックスは、37.09上じょうがって2219.79。

▽一いち日にちの出来でき高だかは14億おく7600万まん株かぶでした。

日経にっけい平均へいきん株価かぶかの先週せんしゅう末まつと比くらべた上げ幅あげはばは693円えん21銭せんと、ことしに入はいって最大さいだいでした。

先週せんしゅう末まつ、アメリカ議会ぎかいで、政府せいふの債務さいむの上限じょうげんを一時いちじ的てきになくす法律ほうりつが成立せいりつし、世界せかい的てきに懸念けねんされていたアメリカ国債こくさいの債務さいむ不ふ履行りこうが回避かいひされました。さらにアメリカの先月せんげつの雇用こよう統計とうけいの結果けっかを受うけて景気けいき後退こうたいへの懸念けねんがいくぶん和やわらいだのも、株価かぶか上昇じょうしょうの要因よういんです。

ただ、日経にっけい平均へいきん株価かぶかは5日にちまでの3営業えいぎょう日びで1300円えん以上いじょう値上ねあがりしています。急速きゅうそくな上昇じょうしょうに対にたいする警戒けいかい感かんから、さらに株式かぶしきを買かい進すすめることには慎重しんちょうな見方みかたもあります。

日本にっぽんとアメリカの金融きんゆう政策せいさくを決きめる会合かいごうが来週らいしゅうに控ひかえていて、今週こんしゅうは神経質しんけいしつな取り引とりひきが続つづきそうです。

ことしの株価かぶかの推移すいい

ことし、日経にっけい平均へいきん株価かぶかは2万まん5700円えん余あまりの水準すいじゅんでスタートし、その後そのご、上昇じょうしょう傾向けいこうが続つづきました。

国内こくないの経済けいざい活動かつどうの正常せいじょう化かに加くわえ、アメリカの利上りあげが加速かそくするという懸念けねんが後退こうたいしたこと、日銀にちぎん総裁そうさいに就任しゅうにんする前まえに、植田うえだ和男かずお氏しが国会こっかいなどで金融きんゆう緩和かんわを継続けいぞくする姿勢しせいを示しめしたことで、投資とうし家かの間まに安心あんしん感かんが広ひろがり、日経にっけい平均へいきん株価かぶかは3月つき6日にちに終値おわりねで2万まん8000円えん台だいを回復かいふくしました。

しかし、3月つき中旬ちゅうじゅんにアメリカで銀行ぎんこうの破綻はたんが相次あいついだことに加くわえ、スイスの大手おおて金融きんゆうグループ「クレディ・スイス」の経営けいえい危機ききをきっかけに金融きんゆう不安ふあんが広ひろがり、株価かぶかはいったん2万まん6000円えん台だいまで下落げらくしました。

ただ、海外かいがいの投資とうし家かを中心ちゅうしんに利上りあげを続つづける欧米おうべいに比くらべて、日本にっぽんは景気けいきが底堅そこがたいという見方みかたが広ひろがりました。

また、東京とうきょう証券しょうけん取引とりひき所しょが市場しじょうの評価ひょうかが低ひくい企業きぎょうに対にたいして株価かぶか上昇じょうしょうにつながる具体ぐたい策さくを示しめすよう求もとめたことなどから、ことし4月つき18日にち、日経にっけい平均へいきん株価かぶかは、8営業えいぎょう日び連続れんぞくで値上ねあがりして2万まん8600円えん台だいに上昇じょうしょう。終値おわりねとして3月つきにつけた高値たかねを更新こうしんしました。

そして、この月つきの28日にちに、日銀にちぎんが植田うえだ総裁そうさいのもとで初はじめてとなる金融きんゆう政策せいさく決定けってい会合かいごうで金融きんゆう緩和かんわ策さくの維持いじを決きめたことも追い風おいかぜとなりました。

5月つきになって企業きぎょうの決算けっさん発表はっぴょうが本格ほんかく化かすると、業績ぎょうせきが好調こうちょうな企業きぎょうを中心ちゅうしんに買かい注文ちゅうもんが集あつまる展開てんかいとなり、5月つき17日にちに日経にっけい平均へいきん株価かぶかは、おととし9月つき以来いらい、1年ねん8か月かげつぶりに3万まん円えん台だいを回復かいふく。

5月つき22日にちには、再ふたたび8営業えいぎょう日び連続れんぞくで値上ねあがりし、3万まん1000円えん台だいを回復かいふくしました。

海外かいがいの投資とうし家かが5月つき下旬げじゅんにかけて日本にっぽん株かぶを買かった額がくは、売うった額がくを9週しゅう連続れんぞくで上回うわまわり、この間このかんの買い越かいこし額がくは4兆ちょう円えんを超こえるなど、株価かぶかの上昇じょうしょうを支ささえています。

さらに、先週せんしゅう末まつにアメリカの議会ぎかい上院じょういんが政府せいふの債務さいむ上限じょうげんを一時いちじ的てきになくす法案ほうあんを可決かけつしたことなどで、6月つき5日にち、バブル景気けいきの時期じきの1990年ねん7月つき以来いらい、およそ33年ねんぶりに3万まん2000円えん台だいに回復かいふくしました。