日本新聞: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（6日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる6日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「ロシア私わたしたちの前進ぜんしんにうろたえている」

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは5日にち、SNSで動画どうがを公開こうかいし、「東部とうぶのバフムト方面ほうめんで、期待きたいしていたニュースを届とどけてくれた兵士へいしたちに感謝かんしゃする。ロシア側がわがバフムトでの私わたしたちの前進ぜんしんにいかにうろたえているかがわかる」と述のべ、東部とうぶドネツク州しゅうを中心ちゅうしんに、ウクライナ軍ぐんの部隊ぶたいが前進ぜんしんしていると強調きょうちょうしました。

また、「ウクライナの防衛ぼうえいのためのあらゆる支援しえんに感謝かんしゃする。特とくに巡航じゅんこうミサイルの『ストームシャドー』は、前線ぜんせんで極きわめて高たかい効果こうかを発揮はっきしている」として、イギリスが供与きょうよした射程しゃていが250キロ以上いじょうと長ながい高こう精度せいどの巡航じゅんこうミサイルが、実戦じっせんで成果せいかをあげているという認識にんしきを示しめしました。

一方いっぽうで、焦点しょうてんとなっている大だい規模きぼな反転はんてん攻勢こうせいがすでに始はじまったかどうかについては、言及げんきゅうしていません。

ウクライナ外相がいしょう「反転はんてん攻勢こうせいに十分じゅうぶんな兵器へいき」

ウクライナのクレバ外相がいしょうは5日にち、首都しゅとキーウでロイター通信ろいた-つうしんのインタビューに応おうじ、反転はんてん攻勢こうせいについて「国防省こくぼうしょうが表明ひょうめいしたように発表はっぴょうされることは無ない」と述のべ、開始かいしする時期じきについては明あきらかにしませんでした。

一方いっぽうで「反転はんてん攻勢こうせいを始はじめるための十分じゅうぶんな兵器へいきを受け取うけとっている」と述のべ、ウクライナ軍ぐんが反転はんてん攻勢こうせいをいつでも開始かいしできるという考かんがえを示しめしました。

その上うえで「反転はんてん攻勢こうせいを必要ひつようなだけ続つづけるには物資ぶっしの補給ほきゅうを持続じぞく的てきに行おこなえるようにすることが重要じゅうようだ」と強調きょうちょうし、継続けいぞくした支援しえんを訴うったえました。

また、ウクライナが目指めざすNATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうへの加盟かめいについて「戦場せんじょうで成功せいこうを収おさめるほど、容易よういに決定けっていを得えられやすくなる」と述のべ、NATO加盟かめいに向むけても反転はんてん攻勢こうせいの成果せいかが重要じゅうようだという認識にんしきを示しめしました。

イギリスのテレビ局てれびきょく “イランがロシアに弾薬だんやくも許もと与あずかか”

イギリスのテレビ局てれびきょく、スカイニュースは5日にち、イラン国防こくぼう軍需ぐんじゅ省しょうが去年きょねん9月つきにロシアの兵器へいき関連かんれん企業きぎょうとの間まで弾薬だんやくの売買ばいばいについて交かわした契約けいやく書しょとみられる文書ぶんしょを入手にゅうしゅしたと伝つたえました。

公開こうかいされた文書ぶんしょではイランがロシアに売却ばいきゃくするりゅう弾だん砲ほうや戦車せんしゃに使つかわれるさまざまな弾薬だんやくなど、およそ175万まんドル、日本にっぽん円えんで2億おく4000万まん円えん余あまりに相当そうとうする兵器へいきが、それぞれの量りょうや値段ねだんとともにリスト化かされています。

また、輸送ゆそうには両国りょうこくの間まに位置いちするカスピ海かすぴかいに面めんしたイラン側がわのアンザリ港こうとアミラバド港こうや、首都しゅとテヘランの空港くうこうを利用りようすることが想定そうていされています。

スカイニュースはこの文書ぶんしょが弾薬だんやくのさらなる供与きょうよに向むけたサンプルの売買ばいばいに関にかんする契約けいやく書しょで「100％本物ほんものだ」と話はなす治安ちあん当局とうきょく者しゃの見方みかたも伝つたえています。

これまでイランをめぐっては、ロシアに無人むじん機きを供与きょうよしているとウクライナなどが非難ひなんしてきましたが、ことしに入はいり、複数ふくすうの欧米おうべいメディアが、弾薬だんやくもロシアに供与きょうよしている疑うたがいがあると報ほうじていました。

これに対にたいし、イラン政府せいふは弾薬だんやくを含ふくめウクライナで使つかわれる兵器へいきの供与きょうよを一貫いっかんして否定ひていしています。

ウクライナ “東部とうぶ戦線せんせんで攻撃こうげき的てきな作戦さくせん展開てんかい前進ぜんしんも”

ウクライナ国防省こくぼうしょうはSNSで「ロシア軍ぐんは情報じょうほう戦せんや心理しんり戦せんを強化きょうかしている。人々ひとびとの士気しきをくじき、惑まどわせるために、反撃はんげき作戦さくせんやウクライナ軍ぐんの損失そんしつについての偽にせ情報じょうほうを広ひろめてくる」と指摘してきしました。

さらに、マリャル国防こくぼう次官じかんは5日にち、SNSで「ロシアが積極せっきょく的てきに反転はんてん攻勢こうせいの情報じょうほうを流ながすのは、バフムト方面ほうめんでの敗北はいぼくから注意ちゅういをそらすためだ」という見方みかたを示しめし、ウクライナ軍ぐんが東部とうぶドネツク州しゅうの拠点きょてんバフムトの周辺しゅうへんで攻撃こうげきに転てんじていると主張しゅちょうしました。

その上うえで「敵てきは守勢しゅせいにまわっている」と書き込かきこみ、ウクライナ軍ぐんが東部とうぶの戦線せんせんで攻撃こうげき的てきな作戦さくせんを展開てんかいし、いくつかの地域ちいきでは前進ぜんしんもあったとしています。

一方いっぽう、ウクライナと国境こっきょうを接せっするロシア西部せいぶのベルゴロド州しゅうで続つづいている戦闘せんとうをめぐってはプーチン政権せいけんに反対はんたいするロシア人じんなどの義勇ぎゆう兵へいを名乗なのる2つの組織そしきが関与かんよを主張しゅちょうし、4日にちにはSNSに複数ふくすうのロシア兵へいを捕虜ほりょにしたとする動画どうがを投稿とうこうしました。