今シーズン初めて中6日で登板した大谷選手は1回、コントロールに苦しみツーアウト一塁からツーランホームランを打たれて先制を許したあと、2者連続でフォアボールも出して、立ち上がりだけで31球を投げました。
2回以降は立ち直り、3回には先頭バッターからこの日4つ目の三振を力強い速球で奪って、今シーズン通算100奪三振をマークしました。
ところが3対2とリードして迎えた5回、再びコントロールが乱れてフォアボールとデッドボールでランナーをためたあと、タイムリーヒットを打たれて同点とされ、ここでマウンドを降りて6勝目は持ち越しとなりました。
さらに、5回の第3打席では初球をレフト方向に打ってツーベースヒットとし、2019年6月以来4年ぶりのサイクルヒット達成まで、あとスリーベースヒット1本に迫りました。 しかし、ツーアウト二塁で第4打席に立った7回はファーストゴロとなって、その後は打席が回りませんでした。 大谷選手は投打の二刀流で出場した4月27日と5月15日、さらに指名打者で出場した6月3日に続く今シーズン4回目の挑戦でしたが、この日もサイクルヒット達成はなりませんでした。 大谷選手はこの試合、4打数3安打2打点で打率を2割8分2厘まで上げました。
球数は97球、打たれたヒットが3本、フォアボールとデッドボールは合わせて6つと苦しみながらも6つの三振を奪い5回3失点でした。
登板日以外の打率は2割5分3厘で、登板日のバッティングの好調ぶりが際立っていますが、大谷選手自身は「数字に関してはたまたまかなと思います」と話していました。
大谷選手はこの試合の前までカスティーヨ投手に対して通算5打数ノーヒットでしたが、この試合では第1打席にサードへの内野安打を打ち、第2打席にホームランを打ちました。 また大谷選手はピッチャーとしても3回にマリナーズのフリオ・ロドリゲス選手から155.4キロのストレートで見逃し三振を奪い、これが今シーズン奪った100個目の三振となりました。 100奪三振に到達したのは昨シーズンと同じ13試合目ですが、到達した日付は昨シーズンの6月29日に対して今シーズンは6月9日と20日早くなっています。
先発登板日はバッティング好調
ホームランは 飛距離134メートル