このあと試合はパドレスが9対6で勝ち、勝ち投手となったダルビッシュ投手は今シーズンの成績を5勝4敗として、大リーグ12年目で通算100勝を達成しました。
日本選手の大リーグでの100勝は野茂英雄さんに次いでダルビッシュ投手が2人目です。
この試合、ダルビッシュ投手は6回途中まで投げて4失点、打たれたヒットは5本、フォアボール4つ、奪った三振6つで、防御率は4.30となりました。
そして、大リーグ通算100勝をあげたことについて「みんなにすごく声をかけてもらって監督にも『おめでとう』と言ってもらった。いろんなチームでいろんな選手たちと積み上げてきたものなので、そういう意味では感慨深いものはある」と心境を話しました。 そのうえで「次の100勝を目指して頑張ります」と今後の意気込みを話しました。
1回、先頭バッターにいきなりツーベースを打たれましたが、後続を低めの変化球でいずれも内野ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けました。 2回以降も変化球を主体にしたピッチングで3回、4回と3人ずつで抑えました。 しかし、0対0で迎えた5回、内野安打で出たランナーを一塁に置いて、9番バッターに低めのスライダーを捉えられ、レフトへのツーランホームランで先制点を許しました。 菊池投手はこの回を投げきってマウンドを降りました。 その後、ブルージェイズは同点に追いつきましたが、延長10回、2対3で敗れました。 菊池投手は5回、82球を投げ、打たれたヒット4本、フォアボール1つ、奪った三振4つ、2失点で勝ち負けはつかず6勝2敗のままで、防御率は4.34です。
ここ6試合の登板ではあわせて10本のホームランを打たれていますが、菊池投手は「もちろん減らしていければと思うが、紙一重の部分もある。このリーグだとホームランはつきものなので、なるべくランナーをためない状態でソロはしょうがない」と割り切っている様子も見せました。 それでも「パターンとしては、落ちきらないスライダーを打たれることが多いので、その辺の制球力をもう少し磨く必要があるし、配球を変えていく工夫も必要だと思う」と今後の課題もあげていました。
ダルビッシュ「感慨深いものある」
菊池雄星 5回2失点で勝ち負けつかず
菊池「結果以上に内容が充実」