夜遅くにかけて関東甲信や東北を中心に雨雲が発達する見込みで、気象庁は低い土地の浸水や川の増水、それに土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、梅雨前線が九州南部付近にのび、東日本や北日本の上空には強い寒気が流れ込んでいるため、北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定となっています。
午前11時までの1時間には、埼玉県が北本市に設置した雨量計で39ミリの激しい雨を観測したほか、東北でも局地的に雨雲が発達しています。
これまでに降った雨で、岩手県と山形県には土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
午後は湿った空気が流れ込む関東甲信や東北を中心に積乱雲が発達しやすく、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれがあり、東北では1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るところもある見込みです。
17日昼までに予想される24時間雨量は、いずれも多いところで東北で100ミリ、関東甲信で80ミリと予想されています。
気象庁は、低い土地の浸水や川の急な増水や氾濫、土砂災害に警戒するとともに、落雷や突風、それに「ひょう」にも注意するよう呼びかけています。
