世界せかいはつ打ち上うちあ成功せいこう ちょう小型こがた衛星えいせい搭載とうさいようミニロケット

Easy Japanese news
Jan 21, 2018 13:01
Furigana
アメリカのベンチャー企業きぎょう開発かいはつしたちょう小型こがた衛星えいせいせるためのミニロケットが日本にっぽん時間じかんいちにち午前ごぜんいちいちまえ、ニュージーランドの発射はっしゃじょうから打ち上うちあげられ、衛星えいせい軌道きどう投入とうにゅう成功せいこうしました。ちょう小型こがた衛星えいせいせるためのミニロケットの打ち上うちあ成功せいこう世界せかいはじめてだということで、今後こんご宇宙うちゅうビジネスへの利用りよう拡大かくだい期待きたいされます。このミニロケットはアメリカのベンチャー企業きぎょう「ロケットラボ」が開発かいはつした全長ぜんちょういちななメートルの「エレクトロン」で、日本にっぽん時間じかんいちにち午前ごぜんいちぜろよんさんふんみっつのちょう小型こがた衛星えいせいせニュージーランドにある発射はっしゃじょうから打ち上うちあげられました。

そして、およそはちふん衛星えいせい予定よてい軌道きどう投入とうにゅうし、打ち上うちあげは成功せいこうしました。専門せんもんによりますと、おもさがいちぜろぜろキロ以下いかちょう小型こがた衛星えいせいせるためのミニロケットの打ち上うちあ成功せいこう世界せかいはじめてだということです。

このミニロケットはエンジンの製作せいさくさんでぃ-プリンターを使つかうなどしてコストの削減さくげんはかっています。

ちょう小型こがた衛星えいせいをめぐっては、アメリカのベンチャー企業きぎょうなどが地球ちきゅう観測かんそくデータを解析かいせき付加ふか価値かちをつけて販売はんばいするといった宇宙うちゅうビジネスに次々つぎつぎ乗り出のりだしていて、ていコストで打ち上うちあげられる専用せんようのロケットの開発かいはつ期待きたいされていました。

日本にっぽんでもJAじぇいえいえっくすえい宇宙うちゅう航空こうくう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこう同様どうようのロケットの打ち上うちあ実験じっけん来月らいげつおこな予定よていにしているほか、北海道ほっかいどうにあるベンチャー企業きぎょうぜろぜろねん打ち上うちあげを目指めざして開発かいはつすすめています。

なぜミニロケットなのか

ちょう小型こがた衛星えいせい使つかった宇宙うちゅうビジネスに参入さんにゅうするベンチャー企業きぎょうえるなか課題かだいとなったのが打ち上うちあげのための手段しゅだんです。

大型おおがたのロケットを利用りようする場合ばあいいちかい打ち上うちあ費用ひようすうじゅうおくえんえるため、政府せいふ機関きかんなどが開発かいはつした地球ちきゅう観測かんそく衛星えいせいなど大型おおがた衛星えいせい相乗あいのりするかたち打ち上うちあげてもらうのが主流しゅりゅうとなっています。

ところが、この方法ほうほうでは政府せいふ機関きかんなどとの事前じぜん交渉こうしょう時間じかんがかかったり、大型おおがた衛星えいせい開発かいはつおくれたりして、打ち上うちあげがとし単位たんいでずれることもあります。

さらに相乗あいのりの場合ばあい大型おおがた衛星えいせい投入とうにゅうする軌道きどう高度こうどからおおきくはずれることができないため、ちょう小型こがた衛星えいせいをビジネスに利用りようするうえ最適さいてき軌道きどう高度こうど自由じゆう投入とうにゅうできないなどの制約せいやくてきます。

このためちょう小型こがた衛星えいせい専用せんよう打ち上うちあげるミニロケットが普及ふきゅうすれば、打ち上うちあげまでにかかる期間きかんやコストを大幅おおはばげ、投入とうにゅうする軌道きどう高度こうど自由じゆうえらべるようになってビジネスチャンスもえるとかんがえられています。

今回こんかい成功せいこうあたらしい時代じだい到来とうらい

ミニロケットの開発かいはつすすめているベンチャー企業きぎょう「インターステラテクノロジズ」の稲川いながわたかだい社長しゃちょうは「ミニロケットの開発かいはつ世界中せかいじゅうすすんでいるが、アメリカのベンチャーが今回こんかいはじめて成功せいこうさせいちリードしたかたちだ。宇宙うちゅうビジネスはいま打ち上うちあようのロケットの不足ふそく産業さんぎょう発展はってんうえ課題かだいとなっている。ちょう小型こがた衛星えいせい打ち上うちあ需要じゅよう今後こんごびると予想よそうされていて、複数ふくすうのミニロケットが必要ひつようとなるはずなので、われわれも開発かいはつすすめたい。今回こんかい成功せいこうまったあたらしい時代じだいがやってくるとおもう」とはなしていました。

5
4
3
2
1