アカデミーしょう 特殊とくしゅメイクのつじさん 短編たんぺんアニメ監督かんとく桑畑くわはたさん候補こうほ

Easy Japanese news
Jan 24, 2018 01:01
Furigana
アメリカ映画えいがかい最高さいこう栄誉えいよとされるアカデミーしょうかくしょう候補こうほ発表はっぴょうされメイクアップ・ヘアスタイリングしょうに「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界せかいすくったおとこ」で特殊とくしゅメイクを担当たんとうした、つじ一弘かずひろさん、また、短編たんぺんアニメーションしょうに、桑畑くわはたかほる監督かんとく作品さくひん「ネガティブ・スペース」がそれぞれノミネートされました。ことしできゅうぜろかいとなるアカデミーしょうさんにちかくしょう候補こうほ発表はっぴょうされました。このうち、メイクアップ・ヘアスタイリングしょうにはつじ一弘かずひろさんが特殊とくしゅメイクを担当たんとうした、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界せかいすくったおとこ」がノミネートされました。

この映画えいがは、だい世界せかい大戦たいせんのイギリスで首相しゅしょうつとめたウィンストン・チャーチルの実話じつわをもとにした作品さくひんです。

この作品さくひん特殊とくしゅメイクを担当たんとうしたつじ一弘かずひろさんは、いちぜろだいのころから独学どくがく特殊とくしゅメイクをまなび、渡米とべい、ハリウッドですうおおくの映画えいがたずさわってきました。アカデミーしょうでは、ぜろぜろろくねんぜろぜろななねんねん連続れんぞくでノミネートされ、今回こんかいさんかいです。

また、短編たんぺんアニメーションしょうには桑畑くわはたかほるさんがアメリカじんおっととともに共同きょうどう監督かんとくつとめる「ネガティブ・スペース」がノミネートされました。この作品さくひんふんあまりのコマりアニメーション映画えいがで、ちち息子むすこ関係かんけい荷造にづくりの描写びょうしゃを通をとおしてえがいています。

桑畑くわばたけ監督かんとく東京とうきょう出身しゅっしんのアニメーション作家さっかでアメリカ・ニューヨークの大学だいがく卒業そつぎょう、アメリカを拠点きょてん活動かつどうつづけ、短編たんぺん映画えいがやテレビCMし-えむなどを数多かずおおがけています。アカデミーしょうではこれがはじめてのノミネートとなります。

今回こんかいのアカデミーしょうでは、メキシコのギレルモ・デル・トロ監督かんとく作品さくひん「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品さくひんしょう監督かんとくしょう、それに主演しゅえん女優じょゆうしょうなど、最多さいたいちさん部門ぶもんでノミネートされました。アカデミーしょう発表はっぴょう授賞じゅしょうしきは、3月さんがつよんにち、ハリウッドでおこなわれます。

つじさん「今回こんかい期待きたいおおきい」

つじ一弘かずひろさんは、一時いちじ帰国きこくちゅうさんにちNHKえぬえいちけい事前じぜん取材しゅざいおうじ、「いままでかかわった映画えいがはコメディーがおおくて、ノミネートされても本気ほんき受け取うけとられなかったが、今回こんかいはしっかりとした映画えいがなので、そのぶん期待きたいおおきいです」などとかたりました。

つじさんは、主演しゅえんのゲイリー・オールドマンさんから直接ちょくせつ依頼いらいけ、今回こんかい作品さくひんかかわることになったということで、「ぼく映画えいが業界ぎょうかいからっていましたが、ゲイリーさんから『あなたがメイクをしないならこの映画えいがはやらない』とわれ、こういうシリアスな映画えいが本当ほんとうにやりたかったので、依頼いらいけました」といきさつをかたりました。

特殊とくしゅメイクで苦労くろうしたてんについては、「えんじるひとがチャーチルにひとであればらくでしたが、ゲイリーさんがまったくチャーチルにていないので、どういうふうにバランスよくデザインをしてなにをどこにつけるのがいいのか考え出かんがえだすのにかなり時間じかんがかかりました」と振り返ふりかえりました。

そのうえで、「特殊とくしゅメイクの最終さいしゅうてきなゴールはているひとがメイクだと気付きづかないでいることです」とみずからの仕事しごとむずかしさ説明せつめいし、今回こんかい映画えいがについて「自分じぶんかかわった映画えいがるときはメイクがどうなっているかになって、はなしはいってこないんですが、今回こんかいはストーリーと演技えんぎがすばらしく、映画えいがのめり込のめりこんでメイクのことをわすれていました。すばらしい映画えいがだとおもっています」とはなしていました。

桑畑くわはたさん「いまはただただおどろいています」

アカデミーしょう短編たんぺんアニメーションしょう作品さくひんがノミネートされた桑畑くわはたかほる監督かんとくは、NHKえぬえいちけい取材しゅざいに対にたいして「アカデミーしょうちいさいころからゆめ世界せかい出来事できごとおもってきたので、ノミネートされて現実げんじつのものになり、いまはただただおどろいています。今回こんかい作品さくひん本当ほんとうにすてきなチームにめぐまれたとおもっています。世界せかい女性じょせい社会しゃかい進出しんしゅつ課題かだいとなるなか女性じょせい監督かんとくとして、また、日本人にっぽんじんというマイノリティーとして引き続ひきつづき、頑張がんばっていきます」とはなしていました。

5
4
3
2
1