若者を
中心に
世界的に
広がっている
電子たばこについて、アメリカの
専門家で
作る
委員会は
紙巻きのたばこより
有害な
化学物質は
少なく、
健康への
影響は
少ないと
考えられるものの、
若者がたばこを
吸い
始めるきっかけになるとして
注意が
必要だとする
報告書をまとめました。ニコチンや
香りの
成分などを
含む
液体を
電気で
蒸発させて
吸う
電子たばこは、
世界的に
禁煙の
取り組みが
広がる
中、たばこに
代わるものとして、
若者を
中心に
世界的に
広がっています。
こうした中、アメリカの科学や医学などのアカデミーの専門家で作る委員会は、800を超える科学研究を調査した電子たばこの影響に関する報告書をまとめ、23日、公表しました。
それによりますと、電子たばこは、健康に影響を及ぼすニコチンなどの有害な化学物質は多くの場合、紙巻きのたばこより少ないと考えられるとしています。
そして、健康への影響については、紙巻きたばこより少ないものの依存性はあるとしたうえで、長期的な影響については、登場して10年余りしかたっていないため、まだわかっていないとしています。
そのうえで、報告書では、若者の場合は電子たばこがたばこを吸い始めるきっかけになる十分な証拠があるとして注意が必要だと強調しています。