23日に
噴火した
群馬県の
草津白根山では、
24日も
火山性地震が
多い
状態が
続き、
4回にわたって
火山性微動が
観測されました。
気象庁は
今後も
噴火する
可能性があるとして、「
入山規制」を
示す
噴火警戒レベル「
3」を
継続し、
鏡池付近の
火口からおおむね
2キロの
範囲では
大きな噴
石に
警戒を
続けるよう
呼びかけています。
群馬県の
北西部にある
草津白根山では、
23日午前10時前に
本白根山の
鏡池付近で
噴火が
発生し、
1キロ
以上離れた
場所まで噴
石が
飛んだことが
確認されました。
気象庁によりますと、草津白根山では、23日の噴火直後から火山性地震が多い状態が続き、23日は639回、24日は午後3時までに23回観測されました。
さらに、地下の熱水やガスの動きを示すと考えられる火山性微動が、24日午前と午後に、それぞれ2回ずつ観測されました。長いもので4分程度続き、振幅は小さいということです。微動の発生に伴って地盤の変動をとらえる傾斜計でわずかな変化が観測されました。
一方、23日の噴火について気象庁は、火山灰などの噴出物を分析した結果、地下から伝わったマグマの熱で地下水が熱せられ、急激に水蒸気が発生して起きる「水蒸気噴火」の可能性が高いと発表しました。
気象庁は、草津白根山では今後も噴火が発生する可能性があるとして、「入山規制」を示す噴火警戒レベル「3」の火口周辺警報を継続し、鏡池付近からおおむね2キロの範囲で噴火に伴う噴石に警戒するよう呼びかけています。そのうえで、風下側で降る小さな噴石や火山灰、空振=空気の振動、それに火山ガスにも注意するよう呼びかけています。