電通でんつう過労かろう自殺じさつ起訴きそ不当ふとう母親ははおや検察けんさつ審査しんさかい申し立もうした

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Jan 25, 2018 17:01
Furigana
Japanese newspaper
さんねんまえ大手おおて広告こうこく会社かいしゃ電通でんつう新入しんにゅう社員しゃいんだった高橋たかはしまつりさん(当時とうじよん)が過労かろうのため自殺じさつした問題もんだいで、にち遺族いぞく記者きしゃ会見かいけんし、労働ろうどう基準きじゅんほう違反いはんうたがいで書類しょるい送検そうけんされた当時とうじ上司じょうし検察けんさつ起訴きそしなかったのは不当ふとうだとして、検察けんさつ審査しんさかい審査しんさ申し立もうしたてたことをあきらかにしました。この問題もんだいで、電通でんつう社員しゃいん違法いほう残業ざんぎょうをさせたとして労働ろうどう基準きじゅんほう違反いはんつみわれ、罰金ばっきんぜろまんえん判決はんけつ確定かくていしています。

一方いっぽうおな容疑ようぎ書類しょるい送検そうけんされた当時とうじ上司じょうしについて、東京とうきょう地方ちほう検察庁けんさつちょうは、違法いほう残業ざんぎょうをさせたと認定にんていしたうえで、違法いほうせいへの認識にんしきとぼしいなどとして起訴きそ猶予ゆうよとしました。

これについて、にち母親ははおや幸美ゆきみさんと弁護士べんごし記者きしゃ会見かいけんし、起訴きそ不当ふとうだとして、去年きょねん12月じゅうにがつ東京とうきょう検察けんさつ審査しんさかい審査しんさ申し立もうしたてたことをあきらかにしました。

申し立もうしたしょでは「長時間ちょうじかん労働ろうどうをさせたうえ労働ろうどう時間じかんすくなく申告しんこくするよう指示しじしていた上司じょうし行為こういは、違法いほうせいたかく、刑事けいじ責任せきにんきわめておもい」などと主張しゅちょうしています。

会見かいけんで、幸美ゆきみさんは「違法いほう労働ろうどう会社かいしゃ風土ふうどだったといった理由りゆう個人こじん行為こういゆるされてよいのか、日本にっぽん全体ぜんたいいかけたい。むすめおなくるしみのちゅう仕事しごとをするひとをなくしてほしいという遺族いぞくとしてのつよおもいです」とはなしていました。

電通でんつうは「有罪ゆうざい判決はんけつけたことを厳粛げんしゅく受け止うけとめ、会社かいしゃ責任せきにん痛感つうかんし、ふか反省はんせいしております。現在げんざい労働ろうどう環境かんきょう改革かいかく再発さいはつ防止ぼうし取り組とりくんでいるところです」とコメントしています。

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