上空の
強い
寒気と
強い
冬型の
気圧配置の
影響で、
北日本の
日本海側の
山沿いでは、
2メートルから
3メートルの
積雪となっています。
冬型の
気圧配置は
次第に
緩む
見込みですが、
日本海側を
中心に
27日にかけて
断続的に
雪が
降る
見込みで、
気象庁は、
雪崩や
除雪作業中の
事故などに
十分注意するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、
上空に
強い
寒気が
流れ込み、
冬型の
気圧配置が
強まっている
影響で、
北日本の
日本海側と
北陸を
中心に
断続的に
雪が
降っています。
午前11時の積雪は、青森県八甲田山系の酸ヶ湯で3メートル30センチ、山形県の大蔵村肘折で2メートル90センチ、北海道幌加内町で2メートル33センチ、福島県只見町で2メートル26センチ、新潟県魚沼市西名で2メートル19センチなどとなっています。
強い冬型の気圧配置は次第に緩む見込みですが、27日にかけて日本海側を中心に断続的に雪が降る見込みです。27日朝までの24時間に降る雪の量は、いずれも山沿いの多いところで、新潟県で60センチ、北陸で50センチ、北海道、東北、群馬県、岐阜県、中国地方で40センチ、近畿北部で30センチなどと予想されています。
また、北海道では26日の最大風速が16メートル、最大瞬間風速が30メートルに達する見込みで、東北や北陸にかけての日本海側を中心に、波の高さが6メートルの大しけとなる見込みです。気象庁は、雪崩や除雪作業中の事故などに十分注意するよう呼びかけています。
一方、26日の最低気温は、さいたま市で氷点下9度8分と昭和52年に統計を取り始めてから最も低くなったほか、盛岡市で氷点下8度7分、東京の都心で氷点下3度1分、名古屋市で氷点下2度8分などと各地で厳しい冷え込みとなりました。気象庁は、路面や水道管の凍結などにも十分注意するよう呼びかけています。
雪下ろしは日中に2人以上で
今回の大雪では、日本海側で2メートルから3メートルの積雪となっています。この大雪で、各地で除雪作業中などの事故が相次ぎ、今週、宮城県や山形県、それに新潟県で合わせて5人が死亡しています。
雪下ろしをする際には、必ず2人以上で作業するなど十分な注意が必要です。
総務省消防庁によりますと、今週の大雪で除雪作業中などの事故が相次ぎ、24日には、山形県新庄市で雪かき中に側溝に転落したと見られる70代の女性の死亡が確認されました。
これを含めて、26日朝までに、雪による死者は山形県、宮城県、新潟県で合わせて5人に上り、けが人は除雪作業中の事故にあった人や転倒した人を合わせると976人に上っています。
雪下ろしの際の注意点です。まず、作業は明るい日中の時間帯に必ず2人以上で行ってください。作業中は互いに声をかけあい、危険な点はないか確認してください。2人以上で行うことで、1人が屋根から転落したり落雪に埋もれたりした場合などにすぐに助けを呼ぶこともできます。
また、こうした場合に連絡がすぐに取れるようそれぞれが携帯電話を持っておくことも大切です。さらに、作業の際には、安全帯や命綱、滑りにくい靴、それにヘルメットを必ず着用してください。
はしごの足元はしっかり固定し、屋根にしっかりとたてかけてください。晴れて気温が上がった午後の作業は屋根からの落雪が起きやすく、特に注意が必要です。
こうした注意点は内閣府や国土交通省がパンフレットにまとめていて、ホームページで見ることができます。