大阪・
堺市の
住宅で、
27日、
5歳の
男の子がドラム
式の
洗濯乾燥機の
中でぐったりしているのが
見つかり、
死亡しました。
警察は、
中に
入ったあとドアが
閉まって
出られなくなった
可能性があると
見て
調べています。
27日午後4時ごろ、
大阪・
堺市堺区の
住宅で、この
家に
住む
5歳の
男の子がドラム
式の
洗濯乾燥機の
中でぐったりしているのを
父親が
見つけ、
病院に
運ばれましたが
死亡しました。
警察によりますと、洗濯乾燥機は高さがおよそ1メートル、幅70センチ余り、奥行き60センチほどで、ドアが閉まると内側からは開けられない構造になっていました。
男の子は両親との3人暮らしで、27日は父親が3時間ほど昼寝をして起きた際、一緒に寝ていた男の子がいないのに気付き、捜したところ、洗濯乾燥機の中で見つかったということです。
警察によりますと、手当てを行った病院の医師は、ドラム式の洗濯乾燥機はドアが閉まると気密性が高いため、窒息したのではないかと話しているということです。
警察は、中に入ったあとドアが閉まり外に出られなくなった可能性があると見て、詳しい状況を調べています。
ドラム式の洗濯乾燥機をめぐっては、3年前にも東京都内の住宅で7歳の男の子が中に閉じ込められて死亡する事故が起き、メーカーで作る団体が注意を呼びかけています。
過去にも事故で注意呼びかけ
3年前の平成27年6月には、東京都内の住宅で7歳の男の子がドラム式の洗濯乾燥機の中に閉じ込められて死亡しました。
当時の警察の調べによりますと、男の子が誤って中に入り、呼吸できなくなったと見られています。
ドラム式の洗濯乾燥機には、子どもが外側から簡単にドアを開けられないようにする「チャイルドロック」などと呼ばれる機能を備えたものも数多くあります。
また、誤って中に入ってもすぐに出られるよう、使う時だけドアが閉まるようなスイッチが付けられた製品もあるということです。
メーカーで作る団体は、小さな子どもがいる家庭向けの文書を作り、子どもがドラム式洗濯乾燥機に近づいて遊ばないよう注意を呼びかけています。