自民党額賀派では、
所属する
参議院議員が、
会長を
務める
額賀元財務大臣の
退任を
求め、
派閥を
離脱する
構えを
見せていることを
受けて、
幹部が
事態の
収拾を
図ろうと、
衆議院側から
派閥運営について
意見の
聞き
取りを
始めました。
参議院側が
額賀氏に
退任を
迫る
姿勢を
強める
中、
分裂を
回避できるかぎりぎりの
調整が
続く
見通しです。
自民党第3派閥の
額賀派では、
所属する
参議院議員が、
党内での
派閥の
存在感を
高めるため
体制を
立て直す
必要があるとして、
会長を
務める
額賀元財務大臣の
退任を
求めていて、
額賀氏が
退任する
考えを
表明しない
場合、
派閥から
離脱する
構えを
見せています。
こうした中、額賀氏や竹下総務会長それに茂木経済再生担当大臣など派閥の幹部は事態の収拾を図ろうと、30日夜、東京都内で所属する当選1回と2回の衆議院議員5人から派閥運営について意見を聞きました。この中では、「来年参議院選挙を控えており、一致結束していくべきだ」、「派閥の分裂は避けるべきだ」などの意見が出されました。額賀氏らは来月上旬まで、所属する衆議院議員から当選回数別に意見の聞き取りを行ったうえで、対応を判断する方針です。
一方、参議院側は当面、衆議院側の動向を見極めるとしていますが、30日までに議員21人の退会届を取りまとめるなど、額賀氏に退任を迫る姿勢を強めていて、分裂を回避できるかぎりぎりの調整が続く見通しです。