米・カナダ系の投票集計機メーカー、ドミニオン・ボーティング・システムズが、トランプ前大統領の顧問弁護士で元ニューヨーク市長のルディ・ジュリアーニ氏に2020年11月の大統領選挙で不正操作を実施したとうそを吹聴され、名誉を毀損されたとして、13億ドルの損害賠償を求めて提訴したことが25日付の裁判所資料で分かりました。
また、嫌がらせや殺害予告などから従業員を守るために56万5000ドルを費やしたとし、「ジュリアーニ氏の発言は怒りをかき立てるように計算され、実際にそうなり、当社に多大な損害を与えた」としました。
昨年の選挙ではドミニオン製の機器が20州以上で使用されました。
ドミニオンは、トランプ陣営の顧問弁護士を務めたシドニー・パウエル氏に対しても13億ドルの損害賠償を求める訴えを起こしています。