ミャンマーのクーデターで、
当局はアウン・サン・スー・チー
国家顧問を
無線機を
違法に
輸入した
疑いなどで
拘束したとしています。
これに対し、
国連は、「
法の
支配と
民主化プロセスを
損なう」として、
拘束は
不当で
即時解放を
求めると
強調しました。クーデターが
起きたミャンマーでは3
日、
政党・NLD=
国民民主連盟が
警察の
書類を
公開し、
それによりますと、アウン・サン・スー・チー
国家顧問は10
台の
無線機を
違法に
輸入した
疑いなどで
拘束されたとしています。
また、ウィン・ミン大統領については、去年9月、選挙運動を行った際、行列に手を振ったことが新型コロナウイルス対策の規定に抵触した疑いがあるとし、2人とも今月15日まで拘束されることが決定したということです。
クーデターで全権を掌握した軍のミン・アウン・フライン司令官はこれまで国営テレビなどで「すべては法律に従って行わなければならない」としてあくまで法の支配のもとで行動していることを強調していて、今回の容疑も、スー・チー氏らの拘束の正当性を示すねらいがあるとみられます。
一方、国連の報道官は3日の記者会見で「スー・チー氏が無線機を違法に所持していた疑いで拘束されたことについて国連事務総長はどう受け止めているのか」という質問に、「法の支配と民主化プロセスを損なう」と答え、拘束は不当だという立場を示したうえで、即時解放を求めると強調しました。