Actualités japonaises: 簡単な尿検査で重症化予測新型コロナ 500人規模の臨床研究へ

簡単かんたんな尿にょう検査けんさで重症じゅうしょう化か予測よそく新型しんがたコロナ 500人にん規模きぼの臨床りんしょう研究けんきゅうへ

Feb 7, 2021 15:02

Furigana

簡単かんたんな尿にょう検査けんさで新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした人ひとが重症じゅうしょう化かするかを予測よそくする500人にん規模きぼの臨床りんしょう研究けんきゅうを国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンターのグループが実施じっしすることが分わかりました。実用じつよう化かされれば、入院にゅういんが必要ひつようかどうかを判断はんだんするのに役立やくだつと期待きたいされています。この臨床りんしょう研究けんきゅうは、国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンターのグループが実施じっしするものです。

臨床りんしょう研究けんきゅうは、新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんして宿泊しゅくはく施設しせつで療養りょうようしている人ひとや入院にゅういんしている人ひと、およそ500人にんを対象たいしょうに、尿にょうに含ふくまれる「L-FABP」というたんぱく質たんぱくしつの量りょうを調しらべるということです。

これまでの研究けんきゅうで、このたんぱく質たんぱくしつが正常せいじょう値ちより多おおいと、症状しょうじょうが悪化あっかするリスクが8倍ばい余あまり、高たかくなっていたということです。

尿にょう検査けんさは、検査けんさキットを使つかって自分じぶんでできるということで、療養りょうようや入院にゅういんの初日しょにちと2日にち後ごに検査けんさキットの画像がぞうをスマートフォンで送おくってもらい、医師いしが結果けっかを判定はんていします。

グループでは、自治体じちたいや医療いりょう機関きかんに協力きょうりょくを呼よびかけ、今月こんげつにも臨床りんしょう研究けんきゅうを始はじめたいとしています。

臨床りんしょう研究けんきゅうを進すすめている国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンターの片桐かたぎり大輔だいすけ医師いしは「この検査けんさが実用じつよう化かできれば、重症じゅうしょう化かリスクの高たかい患者かんじゃを優先ゆうせん的てきに病院びょういんに紹介しょうかいしたり、体調たいちょうのチェックなどを行おこなったりすることで必要ひつような人ひとがスムーズに入院にゅういんすることに役立やくだつはずだ」と話はなしています。