新型コロナウイルスのワクチンの
接種を
進める上で
課題と
なるのが
接種する
施設への「
輸送」です。
厚生労働省は、
運送業者に
委託することを
認めていますが、
慎重な
取り扱いが
必要で、
自治体からも
問い合わせが
寄せられていることから
安全に
輸送するための
指針を
作成する
方針を
決めました。
アメリカの
製薬大手ファイザーのワクチンについて、
厚生労働省は、
医療機関などで
専用の
冷凍庫を
使って
マイナス75
度前後で
保管し、
必要に
応じて2
度から8
度の
冷蔵状態で、
接種を
行う診療所などに
輸送するよう
自治体などに
求めています。
厚生労働省は、輸送にかける時間を原則3時間以内としたうえで運送業者に委託することも認めていて、一部の自治体はバイク便やトラックでの輸送も計画しているということです。
一方、ファイザーの担当者はNHKの取材に対し「輸送には慎重な取り扱いが必要で、冷凍していない状態でバイク便などで運んだ場合の品質を保証するデータはなく、必ずしも推奨できない」としています。
また、厚生労働省には、輸送方法に関する問い合わせが自治体から寄せられているということです。
このため、厚生労働省は、ワクチンを安全に輸送するための指針を新たに作成する方針を決めました。
すでにファイザーとも協議を始めていて、今月中(2月)に自治体や医療機関に示すことにしています。