일본어 뉴스: 小型装置で迅速に甲状腺被ばくを測定実施体制を検討へ

小型こがた装置そうちで迅速じんそくに甲状腺こうじょうせん被ひばくを測定そくてい実施じっし体制たいせいを検討けんとうへ

Feb 8, 2021 06:02 0

Furigana

原子力げんしりょく発電はつでん所しょの事故じこなどで放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつが漏もれ出だした時ときに、迅速じんそくに甲状腺こうじょうせんの被ひばく測定そくていができる小型こがたの装置そうちの実用じつよう化かにめどがたったとして、原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいは今月こんげつからこの装置そうちを使つかった測定そくてい体制たいせいの検討けんとうに入はいる方針ほうしんです。原発げんぱつ事故じこなどで漏もれ出だした放射ほうしゃ性せいヨウ素もとを取り込とりこむとのど付近ふきんにある甲状腺こうじょうせんに集あつまって被ひばくし、がんのリスクが高たかまることから、事故じこ時じには迅速じんそくで正確せいかくな被ひばく測定そくていが求もとめられています。

しかし、10年ねん前まえの福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこでは、測定そくてい装置そうちが重おもくて持ち運もちはこびが難むずかしかったうえ、周囲しゅういの高たかい放射線ほうしゃせんの影響えいきょうも受うけたことから測定そくていに支障ししょうが出でました。

このため原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいは、測定そくてい装置そうちの改良かいりょうを日本にっぽん原子力げんしりょく研究けんきゅう開発かいはつ機構きこうなどと進すすめ、このほど、小型こがたで持ち運もちはこびができ、周辺しゅうへんの放射線ほうしゃせんも遮さえぎることが可能かのうな装置そうちの実用じつよう化かにめどがついたことを明あきらかにしました。

これを踏ふまえて規制きせい委員いいん会かいは、甲状腺こうじょうせん被ひばくの測定そくていを迅速じんそくに実施じっしする体制たいせいの検討けんとうに今月こんげつから入はいる方針ほうしんで、自治体じちたいと国くにの役割やくわり分担ぶんたんなど具体ぐたい的てきな体制たいせいを3か月かげつかけてまとめる予定よていです。

規制きせい委員いいん会かいの担当たんとう者しゃは「これまで甲状腺こうじょうせん被ひばくを測定そくていする体制たいせいが十分じゅうぶんに整ととのっていなかったが、装置そうちの改良かいりょうでようやく実践じっせん的てきな体制たいせいが検討けんとうできる。早急そうきゅうに議論ぎろんを進すすめたい」としています。