東日本大震災から10
年となるのにあたって、
天皇皇后両陛下が、
岩手、
宮城、
福島の
東北3
県の
被災地を
オンラインを
活用して
訪問される
方向で
調整が
進められていることが
分かりました。
両陛下は、
新型コロナウイルスの
影響が
続く中、
先月、
去年7
月の
豪雨で
大きな被害を
受けた
熊本県をオンラインで
見舞われました。
関係者によりますと、これに続いて今月から来月にかけ、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島の東北3県をオンラインを活用して訪問される方向で調整が進められているということです。
一連の訪問は、震災から10年の節目に、両陛下の強い希望で計画されているもので、両陛下はまず、来週、福島県をオンラインで訪問し、内堀知事から被災地の状況などについて説明を受けたり、大熊町や双葉町で被災した人たちとことばを交わされたりする予定だということです。
両陛下は、皇太子夫妻の時から、東日本大震災の被災者に心を寄せ続け、これまで3回ずつ東北3県それぞれの被災地を訪ねられてきましたが、天皇陛下の即位後初めてとなる東日本大震災の被災地への訪問は、オンラインの形で実現する見通しとなりました。
両陛下は、震災から10年となる来月11日に行うことが検討されている政府主催の追悼式にも初めて臨まれ、天皇陛下がおことばを述べられる方向で調整が進められています。