日本新聞: WHO 武漢調査チーム帰国へ米政府“調査結果検討”

WHO 武漢ぶかん調査ちょうさチーム帰国きこくへ米べい政府せいふ“調査ちょうさ結果けっか検討けんとう”

Feb 10, 2021 12:02

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの発生はっせい源げんなどの解明かいめいに向むけて中国ちゅうごく武漢ぶかんを訪おとずれているWHO＝世界せかい保健ほけん機関きかんの調査ちょうさチームは現地げんちでの活動かつどうを終おえ、10日にち、帰国きこくの途とにつきます。調査ちょうさチームは、アメリカのトランプ前ぜん政権せいけんが主張しゅちょうしていた、武漢ぶかんにある研究所けんきゅうじょからのウイルスの流出りゅうしゅつについて、可能かのう性せいは低ひくいとしており、アメリカ政府せいふは調査ちょうさ結果けっかを検討けんとうするとしています。日本にっぽんを含ふくむ各国かっこくの専門せんもん家かで作つくるWHOの調査ちょうさチームは、先月せんげつから武漢ぶかんで行おこなってきた調査ちょうさを終おえ、10日にち、帰国きこくの途とにつきます。

WHOのピーター・ベンエンバレク氏しは9日にち夜よる、帰国きこくを前まえに現地げんちで記者きしゃ会見かいけんし、アメリカのトランプ前ぜん政権せいけんが主張しゅちょうしていた「武漢ぶかんウイルス研究所けんきゅうじょ」からウイルスが流出りゅうしゅつした可能かのう性せいについて「極きわめて考かんがえにくい」と述のべました。

そのうえで、新型しんがたコロナウイルスはコウモリなどの宿主しゅくしゅから他たの生き物いきものを介かいし、ヒトに感染かんせんするようになった可能かのう性せいが考かんがえられるとして、今後こんご、さらに調査ちょうさを進すすめていく考かんがえを示しめしました。

アメリカのバイデン政権せいけんは、中国ちゅうごく政府せいふのウイルスに関にかんする情報じょうほう公開こうかいについて、透明とうめい性せいが足たりないなどと批判ひはんしており、ホワイトハウスのサキ報道ほうどう官かんは9日にちの会見かいけんで「WHOの調査ちょうさ結果けっかを受け取うけとり、詳くわしく検討けんとうする」と述のべ、今後こんご、アメリカ政府せいふとしても内容ないようを検討けんとうしていく考かんがえを示しめしています。