ミャンマーでは、クーデターを
実行した
軍に
抗議する
大規模な
デモが
続いています。クーデターによる
政情不安で
現地の
日系企業の
間では
工場の
操業停止が
相次ぎ、
ビジネスにも
影響が
出始めています。ミャンマーでは、
軍に
抗議する
大規模な
デモが
最大都市ヤンゴン
などで
連日行われ、
当局が
締めつけを
強める中でも抗議活動は
全土に
広がっています。
こうした中、現地の日系企業の間では従業員の安全確保などのため、工場の操業を停止する動きが相次ぎ、このうち、自動車メーカーの「スズキ」は、今月8日から11日まで、国内の2つの工場の稼働を停止しています。
およそ400人の従業員は自宅待機とし、来週以降の操業は状況を見ながら判断するとしています。
また、鉄鋼大手、「JFEホールディングス」も建築用の鋼材などを作るグループの工場の操業をきょうまで停止します。
日本が開発に協力したヤンゴン近郊の「ティラワ経済特区」では、日系企業を含めた90社余りのうち、10日の時点で半数程度が操業を見合わせているということです。
また、多くの従業員がデモに参加し、通常どおりの操業が難しくなっている日系企業もあるということです。
ミャンマーは、アジア最後のフロンティアとも呼ばれ、民主化と経済成長を追い風に400社を超える日系企業が進出してきましたが、クーデターによる政情不安で、現地のビジネスにも影響が出始めています。