辞任する
意向を
固めた
東京オリンピック・パラリンピック
組織委員会の
森会長の
後任への
就任を
要請され、
引き受ける意向を
示していた
川淵三郎氏(84)が、
一転して
会長への
就任を
要請されても
断る考えを
示していることが
関係者への
取材で
分かりました。
大会組織委員会の
森会長の「
女性が
たくさん入っている
理事会は
時間が
かかる」といった
発言を
巡っては、
本人が
発言を
撤回して
謝罪したあとも
国内外から
批判が
続き、
森会長は
発言の
責任を
取って
会長を
辞任する
意向を
固め
関係者に
伝えました。
組織委員会は、12日午後3時から緊急の会合を開き、冒頭で森会長が発言し辞意を表明する見通しです。
会合には森会長に後任の会長への就任を打診され、引き受ける意向を示している川淵三郎氏も出席する予定ですが、IOCの関係者や一部の理事からは透明性の確保が重要だという指摘が出ていました。
そこで12日の会合では後任の会長の選定方法を巡って組織委員会の中にアスリートを入れた選考のための委員会を新たに設置して決める方向で調整が進められています。
こうした中、川淵氏は12日の会合の中で会長への就任を要請されても一転して断る考えを示していることが関係者への取材で分かりました。
川淵氏は12日昼すぎ千葉市内で取材に応じ、会長への起用を見送るべきなどの意見が出ているという報道陣からの質問に対し「そういう話は聞いていないが、そういうことが出たのであれば従わなくてはいけない」と話していました。