アメリカ政府で
新型コロナウイルス
対策を
担うファウチ
博士は
外国の
記者向けの
会見で、
東京オリンピック・パラリンピック
に関して「
日本の
国民だけでなく、
日本を
訪れる選手や
旅行者の
安全を
確かにするガイドラインのようなものを
示すことが
重要だと
思う」と
述べました。
アメリカ政府で
新型コロナウイルス
対策を
担う首席医療顧問のアンソニー・ファウチ
博士は12
日、
外国の
記者向けに
会見を
開きました。
この中で東京オリンピック・パラリンピックに関して安全に開催できるかどうか考えを問われたのに対し「世界と日本の感染拡大の状況しだいだ」としたうえで、「日本の国民だけでなく、日本を訪れる選手や旅行者の安全を確かにするため、マスクの着用やウイルスの検査をどのように求めるかといったガイドラインのようなものを示すことが重要だと思う」と述べました。
また参加する選手にワクチンの接種を求めるべきかどうかについては「それぞれの国でワクチンが手に入るか、接種の優先順位はどうかといった問題もある。日本政府しだいだが、選手村で多くの選手が一緒に暮らす場合、感染が広がることを防ぐためにワクチンの接種を求めるという判断を示すならば、私は理解できる」と述べました。