宮城県と
福島県で
震度6
強の
揺れを
観測した
地震について、
気象庁は
午前1
時過ぎに
記者会見を
開き、
今後の
注意点や
地震の
特徴について
指摘しました。
気象庁の
鎌谷紀子地震情報企画官は「
揺れの
強かった
地域では、
家屋の
倒壊や
土砂災害などの
危険性が
高まっている。
今後の
地震活動や
降雨の
状況に
十分注意し、
やむを得ない事情が
無い限り、
危険な
場所に
立ち入らない
など身の
安全を
図るよう
心がけてほしい。
今後1
週間程度は、
最大震度6
強程度の
揺れを
起こす地震に
注意してほしい」と
呼びかけました。
地震の特徴については「2011年に東日本大震災を引き起こした巨大地震の余震と考えられる。余震が起きている範囲では地震活動は全体として徐々に低下する傾向にあるが、年間の発生数は巨大地震の前よりも多い状態が続いていて、引き続き注意が必要だ」と述べました。
また、広範囲で強い揺れが観測されたことについて「マグニチュード7.3と規模が大きく、震源が55キロと深かったため広い範囲で強い揺れになったと考えられる」と述べました。
今後の注意点については「夜間の時間帯は、やむをえない事情が無い限り、危険な場所には立ち入らず、身の安全を確保してほしい。停電している地域では、落ちて割れた食器などでけがをする可能性もあるため、明るくなってから片づけを始めるようにしてほしい」と呼びかけました。
また「眠っているときに大きな地震が発生することもあるので、休む場所の周辺をもう一度確認してほしい。確率は低いが、今回の地震よりも大きな地震が発生する可能性もあるため、今後の地震の情報にも注意してほしい」と呼びかけました。