アメリカの
製薬大手ファイザーが
開発した
新型コロナウイルスのワクチンについて、
厚生労働省は14
日午後、
安全性や
有効性などが
確認されたとして、
正式に
承認したと
発表しました。
新型コロナウイルスのワクチンが
国内で
承認されたのは
初めてです。ファイザーが
日本国内での
使用に
向け、
去年12
月に
承認を
求める申請をしていたワクチンについて、
厚生労働省の
専門家部会は12
日、
有効性や
安全性などを
審査した
結果、
発症を
予防する
効果が
期待できるとして、
承認を
了承しました。
これを受けて厚生労働省は14日午後、正式に承認したと発表しました。
新型コロナウイルスのワクチンが国内で承認されたのは初めてです。
ファイザーのワクチンは、16歳以上が対象で、原則3週間の間隔をあけて2回接種します。
正式な承認を受けて、今月17日にも医療従事者に先行して接種が始まる見通しです。
政府はファイザーと年内に7200万人分の供給を受ける契約を結んでいて、順次、高齢者などへ接種を進めていく方針です。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、このほか、
▼イギリスの製薬大手アストラゼネカが今月5日に厚生労働省に対し承認を求める申請を行っているほか、
▼アメリカの製薬会社モデルナも国内で治験を進めています。