ミャンマーの
裁判所は、クーデターで
軍に
拘束されたアウン・サン・スー・チー
国家顧問について、
無線機を
違法に
輸入し
使用した
などとして、
訴追されたことを
明らかにしました。
裁判所は、スー・チー
氏の
拘束期限を17
日までとしていましたが、
拘束はさらに
続くことになります。ミャンマーでは
今月1
日、
軍がクーデターを
実行し、スー・チー
氏やウィン・ミン
大統領などを
相次いで
拘束しました。
スー・チー氏の弁護士と首都ネピドーの裁判所の担当者は16日、それぞれ記者団に対し、スー・チー氏が無線機を違法に輸入し許可なく使っていたとして訴追されたと述べました。
さらに、去年の選挙運動の期間中に新型コロナウイルス対策の規定に抵触したとして訴追されたことも明らかにしました。
ウィン・ミン氏も同じ規定に抵触したとして訴追されたということです。
2人は、16日、オンライン形式で行われた裁判手続きに臨んだということで、次回は来月1日に行われるということです。
一方、軍の報道担当者は16日ネピドーで記者会見を行い、スー・チー氏とウィン・ミン氏について「健康状態は良好だ」などと説明しました。
裁判所は、スー・チー氏の拘束期限を17日までとしていましたが、訴追されたことで、拘束はさらに続くことになり、軍に反対するデモ隊の反発は一段と強まるものとみられます。