16
日午前、
仙台市内の2つの
浄水場が
水源にしている
川で、
油のにおいが
確認されたため、
市は
取水を
取りやめ、
浄水場からの
給水も
停止しました。
この影響で、
隣接する
塩釜市の
全域と
多賀城市の
一部で16
日午後5
時ごろから
断水しています。
仙台市によりますと16
日午前9
時半ごろ、
いずれも
青葉区に
ある国見浄水場と、
中原浄水場で
職員が
油のにおいを
確認しました。
2つの浄水場が取水している大倉ダムの下流にある大倉川からも同じように油のにおいが確認されたため、仙台市は午前10時ごろから取水を取りやめ、浄水場からの給水を停止しています。
国見浄水場からは、隣接する塩釜市が市内唯一の浄水場に水を引いていて、国見浄水場の停止によって水の供給ができなくなり、16日午後5時ごろから塩釜市全域の2万3600戸で断水しています。
多賀城市によりますと、この影響で下馬、笠神、丸山の一部の地域、およそ2600戸も断水しているということです。
一方、仙台市では、ほかの浄水場の処理量を増やす対応を取るため、影響はないということです。
浄水場を管理する仙台市は原因を調べるとともに、浄水場の水を取り替える作業を進めています。
仙台市水道局の高島秀一総務部長は「全力を挙げて作業を進めている。きょう中に浄水場を復旧させられるようにしたい」と述べました。