北京パラリンピック
最終日の13
日、ウクライナの
選手団がクロスカントリー
スキーの
競技会場で「
戦争を
止めてください」
などと
呼びかけました。
北京パラリンピックのクロスカントリースキーは最終日の13日、リレーの2種目が行われ、このうち性別の制限がないリレーではウクライナが今大会11個目となる金メダルを獲得しました。
会場で行われたメダルセレモニーのあと、選手たちは整列し、ウクライナパラリンピック委員会のワレーリイ・シシュケービチ会長が「どうか戦争を止めてください。子どもたちを死なせないでください。ウクライナの平和な人々を死なせないでください。ウクライナだけでなくすべての平和を愛する人たちにとって必要なことです」と報道陣のカメラに向かって呼びかけました。
ウクライナ選手団によりますと、北京パラリンピックに出場した選手の中には、自宅が爆撃を受けた人や、家族の居場所が分からなくなっている人もいるということです。
選手団主将「私たちは日々 国とともにある」
ウクライナ
選手団の
主将を
務めたグリゴリー・ボブチン
スキー選手は、クロスカントリースキーの
最後の
種目となった
性別の
制限がないリレーで、ウクライナ
史上最多を
更新する11
個めの
金メダルを
獲得したあと、
取材に
応じ「
私たちにとって
勝利は
大きな意味がある。すべてのウクライナ
人の
勝利であり、すべてのウクライナのための
勝利だからだ。
この勝利をウクライナの
人たちと
分かち
合いたい」と
述べました。
そして、ロシアによる軍事侵攻が続いていることに触れ「私たちは日々、国とともにあり、私たちにはここで戦う最大のモチベーションがある。それが今回、ウクライナのパラリンピックチームが史上最高となった理由だ」と語りました。