保守分裂の
構図となった
石川県知事選挙は、
日本維新の
会が
推薦し、
自民党県連が
支持した
元文部科学大臣の
馳浩氏が、
元参議院議員や
元金沢市長らを
破って
初めての
当選を
確実にしました。
石川県では、28
年ぶりに
知事が
交代することになります。
馳氏は富山県小矢部市出身の60歳。
高校の教員やプロレスラーを経て、平成7年の参議院選挙で初当選した後、平成12年から衆議院議員を7期務めました。
この間、文部科学大臣や自民党の広報本部長などを歴任しました。
今回の選挙で、自民党県連は、馳氏と元参議院議員の山田氏の2人を「支持」した上で、自主投票とすることを決めましたが、県連に所属する地方議員の支援は、馳氏と山田氏、それに元金沢市長の山野氏の間で割れ、「保守分裂」の構図となりました。
選挙戦で馳氏は、自民党の安倍元総理大臣や高市政務調査会長らの支援も受け、教育環境の充実や、北陸新幹線の延伸効果を県内全域に波及させることなどを訴えました。
そして、自民党支持層のほか、いわゆる無党派層からも一定の支持を集めました。
石川県では、谷本正憲知事が現職の知事としては全国でもっとも長い、7期目を務めていて、28年ぶりに知事が交代することになります。