政府は
東北電力管内に
出していた「
電力需給ひっ迫警報」について23
日は
電力供給の
余力が
安定供給に
必要とされる
水準を
確保できる見通しがたったとして
警報を
解除しました。
一方、
東京電力の
管内では
引き続き需給が
厳しいため、
政府は23
日も
警報を
継続し、
家庭や
企業に対して節電を
呼びかけています。
東北電力の管内では、低気圧と寒気の影響で気温が低い状態が続き、想定していた電力需要を上回りました。
一方、今月16日の地震の影響で、仙台市や福島県南相馬市にある火力発電所が運転を停止していました。
電力需給が非常に厳しくなったことから政府は、東京電力管内に続き22日、東北電力の管内に「電力需給ひっ迫警報」を出しました。
その後、家庭や企業の節電協力もあって一定の需要を抑制し、停電を回避できたことに加え、23日は電力供給の余力が安定供給に必要とされる水準を確保できる見通しがたったとして政府は東北電力管内のひっ迫警報を解除しました。
また、東京電力管内についても停電する恐れはなくなったとしています。
ただ、22日と比べて23日は気温は上がるものの午前中は低い気温となる予報で、22日も東京電力管内の需給はひっ迫する可能性があるとして警報を継続するとしています。
政府や東京電力は家庭や企業に引き続き節電を呼びかけることにしています。