日本新聞: カード不正利用による被害額去年は330億円余で過去最悪

カード不正ふせい利用りようによる被害ひがい額がく去年きょねんは330億おく円えん余よで過去かこ最悪さいあく

Apr 1, 2022 13:04

Furigana

去年きょねん1年間ねんかんのクレジットカードの不正ふせい利用りようによる被害ひがい額がくが330億おく円えん余あまりに上のぼり、過去かこ最悪さいあくだったとする調査ちょうさ結果けっかを日本にっぽんクレジット協会きょうかいがまとめました。

日本にっぽんクレジット協会きょうかいによりますと、去年きょねん1年間ねんかんのクレジットカードの不正ふせい利用りようの被害ひがい額がくはおととしより、およそ3割わり増ふえて330億おく1000万まん円えんとなり、統計とうけいを取とり始はじめた1997年ねん以降いこう、最悪さいあくになったということです。

被害ひがいの内訳うちわけをみますと、不正ふせいに入手にゅうしゅしたカード番号ばんごうが使つかわれる「番号ばんごうの盗用とうよう」による被害ひがいが311億おく7000万まん円えんと全体ぜんたいの94.4％を占しめています。

このほか、紛失ふんしつや盗ぬすまれたカードによる不正ふせい利用りようによる被害ひがいが16億おく9000万まん円えん、カードの偽造ぎぞうによる被害ひがいは1億おく5000万まん円えんとなっています。

特とくにカード番号ばんごうの盗用とうようの被害ひがい額がくは、前まえの年としよりもおよそ4割わり増ふえていて、その原因げんいんの一ひとつに、メールなどを送おくりつけて偽にせのウェブサイトなどに誘導ゆうどうし、カード番号ばんごうやパスワードなどを盗ぬすみ取とる「フィッシング詐欺さぎ」の増加ぞうかがあると見みられています。