気象庁によると、
去年9
月にはマグニチュード5.1の
地震が
起き、
珠洲市で
震度5
弱の
揺れを
観測しました。
これ以降も依然として地震活動は活発で、ことしに入ってから震度1以上を観測した地震は1月が6回、2月は6回で、先月は22回と急増しています。
4月に入っても4日午前だけで震度1以上の地震が3回あり、それぞれ震度4と震度3、震度2の揺れを観測しました。
地面の隆起が観測 ことしもゆるやかに続く
関連として
指摘されているのが
地殻変動です。
能登地方では
地震活動が
活発になったころから
地面の
隆起が
観測されるようになりました。
地殻変動はことしに入ってもゆるやかに続いていて、珠洲市の観測点ではこれまでに地面が3センチ余り隆起しています。
「なんらかの流体」が流れ込んで…
地殻変動が
専門で
京都大学防災研究所の
西村卓也准教授によりますと、
周囲に
火山がない
場所で
これだけの
変化が
観測されるのは
珍しく、
地下の
深さ
十数キロの
場所になんらかの
流体が
流れ込んで
地殻変動や
地震活動につながっている
可能性があるとしています。
「なんらかの流体」について西村准教授は、はるか昔に太平洋側から地下深くに沈み込んだプレートの岩石から水分が分離して上昇した可能性もあるとしていますが詳細は分かっていないということです。
京都大学や金沢大学が能登半島に臨時の観測点を増やして詳細な地殻変動を観測しているほか、磁気などで地下の構造を調べる研究も進められています。
西村准教授は地殻変動が今も続いていることから、能登地方では今後も規模の大きな地震が起きるおそれがあるとして突然の揺れに対する備えを再確認してほしいとしています。
「一連の地震活動 当分続くと考えられる」
政府の
地震調査委員会も「
地震活動や
地殻変動の
状況を
踏まえると
一連の
地震活動は
当分続くと
考えられる」との
見解をまとめています。
地震調査委員会の委員長で東京大学の平田直名誉教授はこれまでメカニズムについては専門家の間でも議論が続いていると明らかにしています。
3月に開かれた定例の委員会のあとには「能登半島では地盤が膨らむような地殻変動が捉えられ地震活動との関連があることは強く示唆されるが、はっきりと分かっているのはそこまでだ。メカニズムとしては地下での水の動きや海溝の割れ目の広がりによるもの、断層の運動など複数の指摘が出ているが現状の観測データからたどることはできないというのがコンセンサスだ」と話しています。
また気象庁も地震活動が続くと考えられるとしたうえで「家具の固定をはじめ倒れやすいものや高いところに置いたものを取り除くなど、強い揺れへの備えを進めてほしい」と呼びかけています。
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