日本新聞: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（5日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなどウクライナ情勢じょうせいをめぐる5日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ウクライナからの避難ひなん民みん日本にっぽん到着とうちゃく

ウクライナからの避難ひなん民みん20人にんを乗のせた政府せいふ専用せんよう機きは午前ごぜん11時半じはんすぎに日本にっぽんに到着とうちゃくしました。政府せいふは自治体じちたいや企業きぎょうなどとも連携れんけいしながら避難ひなんしてきた人ひとたちをきめ細きめこまかく支援しえんしていく方針ほうしんです。

ウクライナからの避難ひなん民みんへの支援しえんをめぐっては、林はやし外務がいむ大臣だいじんが岸田きしだ総理そうり大臣だいじんの特使とくしとして4月つき2日にちからポーランドを訪おとずれ、避難ひなん民みんの滞在たいざい施設しせつの視察しさつや政府せいふ要人ようじんとの会談かいだんを行おこなうなどして日本にっぽんでの受け入うけいれや支援しえんに対にたいするニーズを探さぐりました。その結果けっか、日本にっぽんへの避難ひなんを希望きぼうしているものの自力じりきで渡航とこう手段しゅだんを確保かくほすることが困難こんなんな20人にんについて、人道的じんどうてきな観点かんてんから林はやし大臣だいじんの帰国きこくに合あわせて政府せいふ専用せんよう機きの予備よび機きに乗のせ現地げんちを出発しゅっぱつしました。そして避難ひなん民みんを乗のせた予備よび機きは11時半じはんすぎに到着とうちゃくしました。

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかん「さまざまな支援しえん策さくを実施じっし」

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかんは、閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「今回こんかいの林はやし外務がいむ大臣だいじんのポーランド出張しゅっちょうにより日本にっぽんへの避難ひなんをせつに希望きぼうしているものの、現在げんざい自力じりきで渡航とこう手段しゅだんを確保かくほすることが困難こんなんな方々かたがたも複数ふくすういることが分わかり、人道じんどう的てき観点かんてんからこうした事情じじょうを抱かかえる20名めいの方々かたがたに政府せいふ専用せんよう機きに乗のっていただくこととした」と述のべました。

そのうえで「来日らいにちした避難ひなん民みんの方々かたがたに対にたいしては入国にゅうこく後ごの各かく場面ばめんに応おうじてさまざまな支援しえん策さくを実施じっししていきたい。基本きほん的てきには『アジア福祉ふくし教育きょういく財団ざいだん』の難民なんみん事業じぎょう本部ほんぶに委託いたくして生活せいかつ費ひや医療いりょう費ひの支給しきゅうなどの支援しえんを実施じっしし、自治体じちたいや企業きぎょうなどへ引き継ひきつぎの後のちは、引き継ひきつぎ先さきと協力きょうりょくしながら必要ひつような支援しえんを実施じっししていく」と述のべました。また松野まつの官房かんぼう長官ちょうかんは、3日にちまでにウクライナからの避難ひなんを目的もくてきとして日本にっぽんに入国にゅうこくした人数にんずうは404人にんだと説明せつめいしました。

対たいロシア追加ついか制裁せいさい高額こうがくの日本にっぽん車しゃや時計とけいなど輸出ゆしゅつ禁止きんし

ウクライナ情勢じょうせいをめぐり政府せいふはロシアに対にたいする追加ついかの制裁せいさい措置そちとして価格かかくの高たかい日本にっぽん車しゃなど高額こうがくな製品せいひんの輸出ゆしゅつが5日にちから禁止きんしされました。

新あらたにロシアへの輸出ゆしゅつ禁止きんしの対象たいしょうになったのは

▽600万まん円えんを超こえる乗用車じょうようしゃや

▽60万まん円えんを超こえるバイク

▽20万まん円えんを超こえるグランドピアノ

4万まん円えんを超こえる

▽天然てんねんの真珠しんじゅなどの宝飾ほうしょく品ひん

▽高級こうきゅうウイスキーといった酒類しゅるい

▽貴金属ききんぞくを使用しようした腕うで時計とけいなど合あわせて19品目ひんもくです。

こうした高額こうがくな製品せいひんの輸出ゆしゅつを止とめることでプーチン大統領だいとうりょうに近ちかいとされる「オリガルヒ」と呼よばれる富豪ふごうへの圧力あつりょくを強つよめるねらいがあります。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「ジェノサイドだ」

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは4日にち、公開こうかいしたビデオメッセージで、首都しゅとキーウ北西ほくせいのブチャで300人にん以上いじょうの市民しみんが殺害さつがいされたり拷問ごうもんを受うけたりしたという情報じょうほうがあると明あきらかにしたうえで、死者ししゃの数かずはさらに増ふえるという見通みとおしを示しめしました。

そして「犯罪はんざいに関与かんよしたロシア軍ぐんを一刻いっこくも早はやく特定とくていするため、あらゆる手てを尽つくしている。彼かれらを罰ばっするためにEU＝ヨーロッパ連合れんごうや国際こくさい刑事けいじ裁判所さいばんしょなどの国際こくさい機関きかんと協力きょうりょくしていくことになる」と述のべ、関係かんけい機関きかんと連携れんけいしてロシア軍ぐんの行為こういを厳きびしく追及ついきゅうしていく考かんがえを示しめしました。

これに先立さきだちゼレンスキー大統領だいとうりょうは4日にち、ブチャで報道ほうどう陣じんの取材しゅざいに応おうじ「数すう千せん人にんの市民しみんが戦車せんしゃでひき殺ひきころされたり手足てあしを切断せつだんされたりし、女性じょせいは暴行ぼうこうを受うけ、子こどもたちも殺ころされている。世界せかいはこれが戦争せんそう犯罪はんざいだということを認みとめなければならない」と訴うったえました。そのうえで「これは戦争せんそうよりひどい。ジェノサイドだ」と述のべ、民族みんぞくなどの集団しゅうだんに破壊はかいする意図いとをもって危害きがいを加くわえる「ジェノサイド」だとして強つよく非難ひなんしました。

またゼレンスキー大統領だいとうりょうは停戦ていせん交渉こうしょうが進展しんてんしていないことに触ふれ「ロシア軍ぐんの非道ひどうな行為こういが日増ひましに明あきらかになっていて、交渉こうしょうが長引ながびくほどロシア側がわにとって結果けっかは悪わるくなるだろう。もし彼かれらにまだ考かんがえる能力のうりょくがあるならば交渉こうしょうは早はやく進すすめたほうがよい」と述のべました。

西部せいぶリビウで地元じもと出身しゅっしん兵士へいしの葬儀そうぎ

ウクライナ西部せいぶリビウの中心ちゅうしん部ぶにある教会きょうかいでは4日にち、東部とうぶでのロシア軍ぐんとの戦闘せんとうで命いのちを落おとした地元じもと出身しゅっしんの兵士へいし2人にんの葬儀そうぎが厳おごそかな雰囲気ふんいきの中なかで執り行とりおこなわれ、ウクライナ軍ぐんの兵士へいしたちのほか、親族しんぞくや友人ゆうじんなど100人にん以上いじょうが参列さんれつしました。

このあと2人にんのひつぎは市内しないの墓地ぼちに運はこばれ、ロシア軍ぐんや親しんロシア派はの武装ぶそう勢力せいりょくとの戦闘せんとうで死亡しぼうした兵士へいしたちが眠ねむる一角いっかくに埋葬まいそうされました。参列さんれつ者しゃたちはウクライナの国旗こっきの色いろに合あわせて青あおと黄色きいろの花はなを手向たむけて追悼ついとうしました。

米べい大統領だいとうりょう補佐ほさ官かん “現時点げんじてんで「ジェノサイド」とは認識にんしきせず”

ロシア軍ぐんが撤退てったいしたウクライナの首都しゅとキーウ近郊きんこうなどで多おおくの市民しみんが死亡しぼうしているのが見みつかったことを受うけて、アメリカ・ホワイトハウスで安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくを担当たんとうするサリバン大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんは4日にち、ロシアに対にたいし今週こんしゅう中ちゅうに新あらたな制裁せいさいを科かすことを明あきらかにしました。

ホワイトハウスで記者きしゃ会見かいけんしたサリバン大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんは新あらたな制裁せいさいについて「同盟どうめい国こくや友好国ゆうこうこくと具体ぐたい的てきな内容ないようを協議きょうぎしている」と述のべ、同盟どうめい国こくなどと連携れんけいして打ち出うちだすことになるという見通みとおしを示しめしました。

一方いっぽう、民族みんぞくなどの集団しゅうだんに破壊はかいする意図いとをもって危害きがいを加くわえる「ジェノサイド」にあたるのかどうかについては「残虐ざんぎゃくな行為こういや戦争せんそう犯罪はんざいを目めにしているが、組織そしき的てきにウクライナ人じんの命いのちが奪うばわれる『ジェノサイド』のレベルまで達たっしているとはまだ確認かくにんしていない。状況じょうきょうを注視ちゅうししていく」と述のべ、アメリカ政府せいふとしては現時点げんじてんで「ジェノサイド」とは認識にんしきしていないとする立場たちばを示しめしました。

国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょ「3日にちまでに市民しみん1430人にん死亡しぼう」

国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょはロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまったことし2月つき24日にちから今月こんげつ3日にちまでに、ウクライナで少すくなくとも1430人にんの市民しみんが死亡しぼうしたと発表はっぴょうしました。このうち121人にんは子こどもだということです。

死亡しぼうした人ひとのうち958人にんはキーウ州しゅうや東部とうぶのハルキウ州しゅう、北部ほくぶのチェルニヒウ州しゅう、南部なんぶのヘルソン州しゅうなどで、472人にんは東部とうぶのドネツク州しゅうとルハンシク州しゅうで確認かくにんされています。また、けがをした人ひとは2097人にんにのぼるということです。

多おおくの人ひとたちは砲撃ほうげきやミサイル、空爆くうばくなどによって命いのちを落おとしたり、負傷ふしょうしたりしたということです。今回こんかいの発表はっぴょうにはロシア軍ぐんの激はげしい攻撃こうげきを受うけている東部とうぶマリウポリなどで確認かくにんがとれていない犠牲ぎせい者しゃの数かずは含ふくまれておらず、国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょは実際じっさいの数かずはこれよりはるかに多おおいとしています。

米べい国連こくれん大使たいし「国連こくれん人権じんけん理事りじ会かいロシアのメンバー資格しかく停止ていしを」

ウクライナの首都しゅとキーウの近郊きんこうなどで多おおくの市民しみんが死亡しぼうしているのが見みつかったことを受うけて、アメリカのトーマスグリーンフィールド国連こくれん大使たいしは4日にち、訪問ほうもん先さきのルーマニアで記者きしゃ会見かいけんし、ロシアの国連こくれん人権じんけん理事りじ会かいのメンバー資格しかくを停止ていしするため決議けつぎ案あんを国連こくれん総会そうかいに提出ていしゅつする考かんがえを明あきらかにしました。

トーマスグリーンフィールド国連こくれん大使たいしは、ロシアはプロパガンダの道具どうぐとして人権じんけん理事りじ会かいを利用りようしていると非難ひなんしたうえで「われわれにとって大切たいせつな原則げんそくを覆くつがえしている国くにが人権じんけん理事りじ会かいに参加さんかし続つづけることは容認ようにんできない」と強調きょうちょうしました。国連こくれん人権じんけん理事りじ会かいのメンバーは47か国かこくで、国連こくれん総会そうかいで3分ぶんの2以上いじょうの賛成さんせいがあれば資格しかくを停止ていしさせることができます。

ヨーロッパ各国かっこくロシア外交がいこう官かん追放ついほうなどの動うごき

ドイツのベアボック外相がいしょうは4日にち、声明せいめいを出だし「ロシアの指導しどう者しゃたちの信しんじられないほどの残忍ざんにんさを証明しょうめいするものだ。この非ひ人道的じんどうてきな行動こうどうに対抗たいこうしなければならない」として、首都しゅとベルリンのロシア大使館たいしかんに勤務きんむするかなりの数かずの外交がいこう官かんを追放ついほうする措置そちをとると発表はっぴょうしました。追放ついほうされる外交がいこう官かんの具体ぐたい的てきな人数にんずうについてドイツメディアの多おおくは「40人にんにのぼる」と伝つたえています。

これに対にたいしロシア外務省がいむしょうのザハロワ報道ほうどう官かんは4日にち、インターファクス通信つうしんに対にたいし「われわれは、このドイツの悪意あくいある行為こういに対応たいおうする」と述のべ、対抗たいこう措置そちをとる考かんがえを示しめしました。

またフランスの外務省がいむしょうも4日にち「多おおくのロシアの外交がいこう官かんの追放ついほうを決定けっていした」と発表はっぴょうしました。この中なかでフランス外務省がいむしょうは追放ついほうの対象たいしょうとなるロシアの外交がいこう官かんについて「われわれの安全あんぜん保障ほしょう上じょうの利益りえきと相反そうはんする行動こうどうをしている」と指摘してきし、今回こんかいの決定けっていはヨーロッパ各国かっこくと歩調ほちょうを合あわせた対応たいおうだとしています。

このほかバルト3国こくのリトアニアの外務省がいむしょうは4日にち「ロシアとの外交がいこう関係かんけいを格下かくさげすることを決きめた」とする声明せいめいを発表はっぴょうしました。

それによりますと、リトアニア政府せいふはリトアニアに駐在ちゅうざいするロシア大使たいしに出国しゅっこくするよう求もとめるとともに、西部せいぶのクライペダにあるロシア総領事館そうりょうじかんを閉鎖へいさするということです。またロシアに駐在ちゅうざいするリトアニア大使たいしを近ちかく帰国きこくさせるとしています。

国連こくれん事務じむ次長じちょうロシア外相がいしょうらと“人道的じんどうてき停戦ていせんの可能かのう性せい”で会談かいだん

国連こくれんで人道じんどう問題もんだいを担当たんとうするグリフィス事務じむ次長じちょうは4日にち、訪問ほうもん先さきのロシアの首都しゅとモスクワで、ラブロフ外相がいしょうやショイグ国防こくぼう相しょうらと会談かいだんしました。

国連こくれんの報道ほうどう官かんによりますと、グリフィス事務じむ次長じちょうは市民しみんを保護ほごし支援しえん物資ぶっしを届とどけるための人道的じんどうてきな停戦ていせんの可能かのう性せいについて話し合はなしあったということです。ただ具体ぐたい的てきな内容ないようについては「会談かいだんは生産せいさん的てきなものだった」と述のべるにとどまり、5日にちに開ひらかれる国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいでグリフィス事務じむ次長じちょうが報告ほうこくするとしています。

グリフィス事務じむ次長じちょうは近ちかく、ウクライナの首都しゅとキーウも訪問ほうもんする方向ほうこうで調整ちょうせいを進すすめているということです。

一方いっぽう、ロシア外務省がいむしょうによりますと、会談かいだんでラブロフ外相がいしょうはキーウの北西ほくせいにあるブチャで多おおくの市民しみんが死亡しぼうしているのが見みつかり、ロシアに対にたいする非難ひなんが相次あいついでいることについて触ふれ「偽装ぎそうが行おこなわれ、それがウクライナや西側にしがわ諸国しょこくによって大々的だいだいてきに拡散かくさんされている」と反発はんぱつしました。

ウクライナ外相がいしょうと会談かいだんの英えい外相がいしょう “虐殺ぎゃくさつ証拠しょうこにがく然がくぜん制裁せいさい強化きょうかを”

ウクライナ情勢じょうせいをめぐりイギリスのトラス外相がいしょうとウクライナのクレバ外相がいしょうは4日にち、ポーランドの首都しゅとワルシャワで会談かいだんを行おこないました。

会談かいだんのあと両りょう外相がいしょうはそろって記者きしゃ会見かいけんし、トラス外相がいしょうはウクライナの首都しゅとキーウの北西ほくせいにあるブチャで多おおくの市民しみんが死亡しぼうしているのが見みつかったことについて「市民しみんを標的ひょうてきにした虐殺ぎゃくさつが行おこなわれたという証拠しょうこにがく然がくぜんとしている。戦争せんそう犯罪はんざいが行おこなわれたことは非常ひじょうに明白めいはくだ」としてロシアを強つよく非難ひなんしました。そして「西側にしがわ諸国しょこくからプーチン大統領だいとうりょうに流ながれている資金しきんを止とめなければならない」として、制裁せいさいの強化きょうかが必要ひつようだと述のべました。

またクレバ外相がいしょうは「中途ちゅうと半端はんぱな対応たいおうでは不十分ふじゅうぶんだ。私わたしはブチャの犠牲ぎせい者しゃとウクライナの人々ひとびとのために今週こんしゅう中ちゅうにパートナー国こくに対にたいして最もっとも厳きびしい制裁せいさいをロシアに科かすよう求もとめる。これはウクライナの外相がいしょうからの訴うったえではなく犠牲ぎせい者しゃとその親族しんぞく、そしてウクライナ国民こくみんすべての訴うったえだ」と述のべ、制裁せいさいのさらなる強化きょうかを強つよく訴うったえました。

米べい国防こくぼう総省そうしょう高官こうかん “現地げんち離はなれたキーウ周辺しゅうへん展開てんかいの部隊ぶたい東部とうぶ投入とうにゅうか”

アメリカ国防こくぼう総省そうしょうの高官こうかんは4日にち、ウクライナの首都しゅとキーウ周辺しゅうへんに展開てんかいしていたロシア軍ぐんについて、再さい配置はいちの動うごきが続つづいていると指摘してきし、これまでにおよそ3分ぶんの2の部隊ぶたいが現地げんちを離はなれたとする分析ぶんせきを明あきらかにしました。

これらの部隊ぶたいはウクライナと国境こっきょうを接せっするベラルーシに向むけて北上ほくじょうしているか、すでにベラルーシへの移動いどうを終おえたとみられるということです。そのうえでこれらの部隊ぶたいが補給ほきゅうや人員じんいんの追加ついかを受うけたあと、ウクライナ東部とうぶなどでの戦闘せんとうに再ふたたび投入とうにゅうされる可能かのう性せいがあるとの見方みかたを重かさねて示しめしました。

またキーウ北西ほくせいのブチャで多おおくの市民しみんが路上ろじょうで死亡しぼうしているのが見みつかったことについて、この高官こうかんは「ロシア軍ぐんによる戦争せんそう犯罪はんざいを示しめす証拠しょうこがあるとこれまで言いってきたが、ブチャの状況じょうきょうはその懸念けねんを補強ほきょうするものだ。これは国際こくさい的てきな捜査そうさに役立やくだつ証拠しょうこだ」と指摘してきしました。一方いっぽう、東部とうぶの要衝ようしょうマリウポリではロシア軍ぐんの侵攻しんこうに大おおきな進展しんてんはみられず、ウクライナ側がわとの間まで激はげしい戦闘せんとうが続つづいているとの見方みかたを示しめしました。

またロシア軍ぐんが3日にち、ウクライナ南部なんぶの黒海こっかいに面めんする港湾こうわん都市としオデーサ・ロシア語ごでオデッサ近郊きんこうの製油せいゆ所しょや燃料ねんりょう施設しせつをミサイルで破壊はかいしたと発表はっぴょうしたことについて、この高官こうかんはロシア軍ぐんによる空爆くうばくが行おこなわれたと指摘してきしたうえで、水陸すいりく両用りょうよう作戦さくせんの前兆ぜんちょうなのか、この地域ちいきにウクライナ軍ぐんを足止あしどめしようとしているのかねらいははっきりしないと述のべました。

バイデン大統領だいとうりょうプーチン大統領だいとうりょうを「戦争せんそう犯罪はんざい人じん」と強つよく非難ひなん

ウクライナの首都しゅとキーウ北西ほくせいのブチャで多おおくの市民しみんが路上ろじょうで死亡しぼうしているのが見みつかったことについてアメリカのバイデン大統領だいとうりょうは4日にち、ワシントンで記者きしゃ団だんに対にたいし「あの男おとこは残忍ざんにんだ。ブチャで起おきたことは誰だれが見みても許ゆるしがたい行為こういだ」と述のべてプーチン大統領だいとうりょうを強つよく非難ひなんしました。

そしてプーチン大統領だいとうりょうについてあらためて「戦争せんそう犯罪はんざい人じんだ」としたうえで「戦争せんそう犯罪はんざいとして法廷ほうていで裁さばくために詳細しょうさいな証拠しょうこを集あつめなければならない」と述のべました。